大阪府北部で震度6弱を観測した地震では、多くのエレベーターが停止し、マンション住民の暮らしを直撃した。復旧作業は病院や公共施設が最優先。一般のマンションは数日かかるケースがあり、階段での移動が難しい障害者が孤立する場面もあった。エレベーターは都市部で増加の一途をたどっており、専門家は「非常時の対策が追いついていない」と指摘する。「エレベーターはまだ動きませんか?」。車いすを使い生活する大阪府吹
慰霊碑に向かって手を合わせる人たち=広島市安佐南区八木3で2017年8月20日午前7時半、山田尚弘撮影 広島土砂災害の発生から3年となった20日、被災地では各地で追悼の祈りがささげられた。 広島県・広島市主催の犠牲者追悼式で遺族代表としてあいさつした宮本孝子さん(77)は、夫敏治さん(当時74歳)と左脚を失った。「夫と一緒に死ねばよかった」と途方にくれた時期もあったが、子供たちの励ましで今年2月に義足のリハビリを本格的に始めた。自宅の跡地に立つのが目標という。 宮本さん夫婦は自宅ごと土砂に押しつぶされた。今も、真っ暗な闇の中で壊れた家屋や土砂に埋まり、夫と声を掛け合いながら救助を待った記憶が昨日のことのようによみがえる。車椅子での生活を続けていたが、子供たちから「同じ目線で夕日が見たい」と言われ、義足をつけて歩く訓練を始めた。「年が年なので時間はかかるけど、夫はきっと応援してくれると思う」
障害者施設で火災、3人死亡=入居者「火を付けた」-愛媛 12日午前1時5分ごろ、愛媛県松野町豊岡の障害者支援施設「共同生活事業所ひだまりIII」から「黒煙が上がっている」と、付近を車で通行中の男性から110番があった。約1時間半後に消し止められたが、鉄骨平屋建て約180平方メートルが全焼した。焼け跡から入居者とみられる男性2人、女性1人が遺体で見つかった。 県警宇和島署によると、この施設に入居する40代の女性が「自分が火を付けた」と話しており、任意で詳しい事情を聴いている。(2017/03/12-09:20) 【社会記事一覧へ】 【アクセスランキング】
厚生労働省は、障害者手帳の申請時に添付する診断書の書式ガイドラインを変更し、障害の原因が自然災害と分かるような選択肢を加える方針を決めた。3月中にも文言を確定して申請先となる関係自治体に通知する。阪神大震災(1995年)で障害を負った「震災障害者」らが「原因の明記が震災障害者の把握につながる」として先月、項目の追加を要望していた。 阪神大震災では、建物の倒壊などで1万人超が重傷を負ったが、行政は治療後の追跡調査をしておらず、「震災障害者」の実態は不明だった。住居や仕事を同時に失うなどして困難な状況に直面する人も多く、発生から15年が過ぎた2010年度になって、兵庫県や神戸市がようやく調査に着手。349人が把握されたのみで、全体像は明らかになっていない。
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