発達障害児の療育をする部屋。作業の中身や順番を分かりやすく提示する工夫をこらしている=群馬県館林市の市総合福祉センターで 文部科学省の調査(2012年)によると、全国の公立学校の通常学級に在籍する小中学生のうち、発達障害の可能性がある子どもは6・5%いる。40人クラスならおよそ2人の割合だ。発達障害がある子どもには早期の診断・療育から就学まで切れ目ない支援が必要とされている。群馬県館林市は12年に、母子保健▽障害者施策▽保育所▽学校--を所管する四つの部署が連携する「チームで支える仕組み」をスタートさせ、注目されている。