6月8日に総選挙が行われたイギリス。EU離脱の交渉をめぐり国内は揺れているが、ロンドン・パラリンピック後の障害者政策はどう変わったのか。作家の乙武洋匡がレポートする。 イギリス総選挙が行われる2日前、国内最大の障害者人権団体「Disability Rights UK」を訪れた。お話を聞かせてくださったのは、この団体で政策分野を担当するフィリップ・コノリー氏。ご自身も左目に障害があり、またパーキンソン病を患っているというコノリー氏に、イギリスにおける障害者の状況と政治との関わりについてお話をお伺いした。