パラリンピックは障害者への偏見を助長する――。成功したと伝えられる2012年ロンドン大会後に行われた障害者への調査で、そんな結果が出た。25日で開幕まで3年となった東京大会で、心のバリアフリーは実現できるか。 ロンドン大会後、英国の民間団体が障害者に対して健常者の態度が変化したかを尋ねたところ「変化がない」が59%、「悪化した」が22%だった。大会が障害者の評価にポジティブな影響を与えたという回答が81%に達した、英国政府の一般市民を対象にした調査とは大きな開きがある。 さらに、ロンドン大会が選手以外の障害者のスポーツ参加への動機づけにはならなかったとのデータも出た。 東京大会に向けて、決して看過できるデータではない。内閣官房の試行プロジェクトの一環として「心のバリアフリー教育・研修の評価」に関する提言書を提出した一般社団法人コ・イノベーション研究所の橋本大佑代表理事も同様の問題意識を抱く
【モスクワ=遠藤良介】国際パラリンピック委員会(IPC)がリオデジャネイロ大会からのロシア選手団除外を決めたことに対し、同国の政界や関係者からは「政治的判断だ」といった反発が上がっている。ロシアでは障害者に対する差別と偏見が根強く、2014年3月のソチ・パラリンピック開催を機に、障害者の生活改善に関心が芽生えたばかり。リオ大会からの選手団排除は、障害者に関する社会意識の向上を図る上では逆風となる可能性もある。 露パラリンピック委員会のルキン委員長は地元メディアに対し、世界反ドーピング機関(WADA)の同じ調査報告書に基づきながら、リオ五輪からの全面除外を見送った国際オリンピック委員会(IOC)と異なる決定がなされたことを「不公平だ」と批判した。 ムトコ露スポーツ相も、「WADAの報告書で言及された35人の大半は(今回の)パラリンピック選手団と関係ない」とし、決定は「偏見に満ちた政治的なもの
政府は、2020年の東京パラリンピックをきっかけに、学校教育全体で障害のある人への理解を図る「心のバリアフリー」を充実させるため、障害のある人との交流の全国展開などを盛り込んだ総合的な施策の「中間とりまとめ」の案をまとめました。 そして、学校教育全体で障害のある人への理解を図る「心のバリアフリー」を充実させるため、教科書などに互いのよさを認め合う内容の記述を増やすことや、障害のある人との交流や共同学習を全国展開することが盛り込まれています。 また、競技会場周辺にある駅のエレベーターの増設などに国が重点的に支援を行うほか、羽田空港や成田空港などのバリアフリー化が世界トップレベルとなるように数値目標を設定して必要な取り組みを進めるとしています。 政府は2日、関係府省などの会議で「中間とりまとめ」を決定し、来年度予算案の編成に反映させることにしています。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、あと4年。国立競技場の建設問題など、大会を開催する上で不安視されることはまだまだ多くある。しかし、「課題は競技を行う場所だけにあるわけではない」ということを忘れてはならない。2015年10月に行われ、車いすバスケットボール(車いすバスケ)の男子日本代表が2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックの出場を決めた国際大会「三菱電機2015 IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ千葉」から、スタジアムやアリーナの“外”にある隠れた課題を探る。 大勢の車いすユーザーを迎え入れる際の課題 IWBFアジアオセアニアチャンピオンシップ千葉には、男女合わせて12の国と地域から、総勢173人の選手たちが参加した。 8日間の滞在期間中、ほとんどの選手・スタッフは、会場となった千葉ポートアリーナ(千葉市)のすぐ横に併設されている「カンデオホテルズ千葉」に宿
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く