『生まれてくれてありがとう 目と鼻のない娘は14才になりました』(倉本美香/小学館) 大切な我が子に産まれつき障害があったら、親は何をしてあげられるのだろう。『生まれてくれてありがとう 目と鼻のない娘は14才になりました』(倉本美香/小学館)には、倉本氏が経験してきた我が子との日々や心の葛藤がリアルに描かれている。 倉本氏は日本航空在職中にニューヨークへ留学し、現地の日本人男性との間に女の子を身ごもった。しかし、生まれてきた我が子は無眼球症で、目がなかった。“幾千幾万の人たちに愛され、多くの人たちに生きる力を与えてほしい”との願いを込め、千璃と名付けた我が子。 この世で一番愛しい存在が先天性障害を抱えているという事実は、倉本氏の心に暗い影を落としていく。一時は母子共に屋上から飛び降りようとまで思った倉本氏を支えたのは人気アーティスト、DREAMS COME TRUEの曲と無邪気にはしゃぐ我
■要旨 状況に応じて障害者を柔軟に支援することで、障害者の権利確保に主眼を置く障害者差別解消法が2016年4月に施行されて2年が終わろうとしている。この法律は障害者の特性や個別事情に応じた「合理的配慮」の提供を行政機関に義務付けており、各行政機関では職員の適切な対応に必要なことを定める「対応要領」の策定などが進んだ。 しかし、障害者差別解消法は「対話→調整→合意のプロセス」を当事者の間で義務付けているだけであり、「合理的配慮として、どういった支援を提供するか」という点については、障害者と行政機関など当事者同士の調整に委ねられている分、分かりにくいのも事実である。実際、障害者差別解消法や合理的配慮の目的や意味が社会に浸透しているとは言えないだろう。 本レポートでは、合理的配慮を中心に障害者差別解消法の内容を詳しく解説するとともに、自治体の動向やメディアの報道ぶりなどを基に、2年間の動きを考察
『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(小林エリコ/イースト・プレス) うつ病に生活保護、そして自殺未遂と、まさに「地獄」を見た小林エリコさんによる『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)は、苦しみから再生するまでの道のりが描かれている。 ■統合失調症にされたのは、製薬会社の利益のため うつ病を抱え生活保護を受けていたものの、働きたいと強く願う小林さんに、社会は冷淡だった。面接をいくつも落ち、デイケアに通っていたクリニックが始めたお菓子屋のスタッフになったが、月給は1万円程度。打ちひしがれていた彼女に対し、クリニックはありえない行動に出る。それはクリニックが懇意にしていた製薬会社MR(営業担当)が勧めた、統合失調症の薬を処方することだった。小林さんはうつ病で、幻覚や妄想はない。しかし突然、統合
『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(小林エリコ/イースト・プレス) 短大卒業後に就職したブラック職場でメンタルをむしばまれ、自殺をはかるも一命をとりとめる。その後、精神病院に入院し、生活保護を受けることで「絶望のふちに追い込まれた」という小林エリコさんによる『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)は、貧困と心の病気がテーマになっている。 出版した当初、「『生活保護を受けてラクしやがって』とか『精神病は甘えだ』的な批判が一定数来る」と思っていたそうだ。しかし実際には「読んでよかった」の声が圧倒的に多かったという。そんな状況を「少し落ち着かない(笑)」とはにかみながら語る小林さんに、生活保護と精神障がい者の置かれた現実について伺いました。 ■20世紀末は、ブラック企業に対する注意喚起が薄かった
千原ジュニアが「自分がいちばん薄い」と言った出演者たち 6月にNHK Eテレで放送された「B面談義」がひそかに話題になっていた。「ハートネットTV」という福祉番組の枠で単発で放送されたのだが、普段の福祉番組とずいぶん趣が異なる。 ざっと説明すると、千原ジュニアをMCに、数名のコメンテイターが集まり、ちまたで話題になっていることについてコメントしあう番組だ。それだけ聞くと、民放でもよくあるありふれた番組に思える。 6月放送分の出演者一同 だが集まったコメンテイターが"普通"とはちがっていた。全盲の弁護士・大胡田誠氏、同性愛を公言する弁護士・南和行氏、脳性まひで車いすの医師であり東大准教授・熊谷晋一郎氏、同性婚が話題になりそれが破局してさらに話題になったタレント・一ノ瀬文香氏。さらに発達障害で元看護師・元風俗嬢の漫画家・沖田×華氏に至っては、千原ジュニアが「NHK出ていいんか」と思わず叫んだ。
障害者差別解消法に対応したJLAの図書館向けガイドライン 日本図書館協会(JLA)は2016年4月の障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)施行に向け、2015年12月に「図書館利用における障害者差別の解消に関する宣言」を発表し、次いで2016年3月「図書館における障害を理由とする差別の解消の推進に関するガイドライン」(以下ガイドライン)を発表した。 障害者差別解消法は障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)(E705参照)批准に向けた国内法の整備の中で制定されたもので、権利条約及びその後改正された障害者基本法を具体的に実現するための法律である。 JLAは図書館の業務に即した,より具体的な取組を明らかにすることを目的にこのガイドラインを作成した。ガイドライン作成はJLAの障害者サービス委員会を中心に行い、パブリックコメントの実施、案段階でのセミナーの開催、専門家か
株式会社コークッキング(以下、コークッキング)は、「障がい者と健常者がよりいきいきと共生できる社会」「多様性が当たり前の世の中」を目指し、任意団体i-link-u(アイリンクユー、NPO法人・一般社団法人申請中)と協業いたします。 コークッキングは、これまでのクッキングワークショップの実績とパターン・ランゲージ作成のノウハウを活かし、インクルーシブな料理の場作りに向けてi-link-uと協働いたします。 i-link-uは、「ユニバーサル合コン」や「まちなかユニバーサルツアー」などこれまで数多くのイベント開催実績があり、インクルーシブに楽しむ空間や場作りを行っています。 今後は、双方の事業領域のさらなる拡大と社会課題の解決を目指し、イベントの共催やパターン・ランゲージ作成、就労支援、商品・サービス企画開発等の分野でコラボレーションしてまいります。 ■任意団体i-link-u(アイリンクユー
みんなでスポーツ!誰もが楽しめるスポーツ施設運営をめざして 「障害者のスポーツ施設利用促進マニュアル」 平成28年2月12日 オリンピック・パラリンピック準備局 (公社)東京都障害者スポーツ協会 東京都及び(公社)東京都障害者スポーツ協会は、障害のある方が身近な地域でスポーツに親しめるよう、区市町村等のスポーツ施設で、取り入れていただきたい工夫や配慮を、図や写真で紹介したマニュアルを作成しましたので、お知らせいたします。 本マニュアルの活用により、スポーツ施設における障害者の受入れを拡充し、障害のある方もない方も、誰もがスポーツに親しめる環境を整備していきます。 1 概要 障害のある方が、身近な地域のスポーツ施設などをより安全で快適に御利用いただくために、施設のスタッフができる工夫や配慮について図や写真を用いて紹介しています。 全4章から構成されており、第1章は、様々な障害についての基礎知
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く