医療・介護現場で働く若手職員のうち約3割がパワハラや妊娠に関する「マタハラ」などのハラスメントを受けていたことが11日、日本医療労働組合連合会(東京・台東)の調査で分かった。ハラスメントを受けた職員のうち、半数近くが退職を考えたことがあると回答。医労連は「慢性的な人手不足で職場に余裕がないことが要因。人手不足解消への対策を実施してほしい」と訴えている。調査は昨年3~9月に実施。20~30代を中
1年以上にわたり仕事を探す「長期失業者」が減っている。総務省が11日まとめた1~3月期の労働力調査(詳細集計)によると完全失業者は169万人。そのうち長期失業者は57万人と前期から5万人減った。デフレ経済になった直後の1998年以来、20年ぶりの低い水準。全国的な人手不足で雇用環境が改善した。働き方の多様化も進み、就業しやすい環境になっている。失業期間1年未満の「短期失業者」は109万人と前期
総務省が11日発表した1~3月期の労働力調査(詳細集計)によると、労働力に占める未活用労働の割合を示す「未活用労働指標4(LU4)」は5.9%だった。男性が4.3%、女性が7.8%だった。失業者は184万人、仕事を追加したいパートタイム労働者など「追加就労希望就業者」は177万人、短期間で就業可能な「潜在労働力人口」は37万人だった。LU4は労働力人口と潜在労働力人口のうち、未活用を示す失業
4月、民間企業の障害者の法定雇用率が2.0%から2.2%に引き上げられた。東京都内の障害者雇用率は1.88%(2017年)と大きく下回る。都は障害者の雇用を後押しするため、16年度から職場内障害者サポーターの養成事業を始め、224人を養成した。足元では申し込みが前年度の3~4倍に増えており、企業からもじわり注目を集めている。職場内障害者サポーターの養成事業はパソナグループのパソナハートフル(東
名古屋市は9日、木造復元を進める名古屋城の新天守閣にエレベーターを設置しない方針を正式に表明した。河村たかし市長の主張する「史実に忠実な復元」に市民からは賛同する声がある一方、障害者団体は反発を強めている。バリアフリー対策について市は「最善の努力をする」としたが、具体像は不透明なままで、今後の議論はなお曲折が見込まれる。■名古屋市「エレベーターなし」基本方針に同日開いた名古屋城の天守閣整備を議
2020年度から全面実施する幼児教育・保育の無償化をめぐり、内閣府と厚生労働省は認可外の保育施設に子どもを預ける世帯を補助する制度の原案を固めた。認可保育所を利用する場合と同じく市区町村から保育が必要と認定された世帯に限り、認可外施設の利用者でも補助の対象とする。補助額は認可保育所の保育料の全国平均を上限とする考え。子育て世帯の経済負担の軽減と、財政による支援の公平性の確保の双方に目配りする。
和歌山県の仁坂吉伸知事は8日記者会見し、誘致を目指す統合型リゾート(IR)に関連し、基本構想を発表した。カジノの利用者の独自のギャンブル依存症・破産リスク対策として(1)使用可能な金額に個別に上限を設ける(2)県内の小中高でギャンブルの危険性を
妊婦や産後まもない母親の自殺を防ごうと、行政が専用の相談窓口を設けるなどの取り組みを始めている。子育てに悩み自殺願望を抱く母親は少なくないが、妊産婦に限った統計はなく、実態はよく分かっていない。関係者は「見過ごされてきた妊産婦の心のケアに目を向け、社会全体で防ぎたい」と話す。「初めての子育てへの使命感で自分を追い込んでいた」。関東地方に住む30代の女性会社員は長男(3)の出産直後から不眠に悩ま
三菱自動車は今夏にも、介護の負担が大きい従業員に対する会社補助を現在の最大年7万5千円から15万円に増やす。要介護度や年齢にかかわらず、個々の社員の事情に応じて補助額を決める。個別相談に応じる専用窓口も新設して支援体制を整え、離職防止や多様な人材の獲得につなげる。現在は語学習得なども対象とする福利厚生制度から年7万5千円支給しているが、介護を理由とする場合の支給額のみ金額を2倍
雇用のあり方を見直す動きが広がってきた。これまでの雇用と働き方では国際的な競争力を失い、事業を続けるための人の確保すらできなくなるという危機感からだ。労働人口が減る中でどのように生産性を高め、若手やシニア、女性など多様な人材を生かせるか。雇用見直しの議論は労使の枠を超えて知恵を結集すべき問題になってきた。今春は賃上げ水準が高まった。日本経済新聞社の賃金動向調査(1次集計、4月3日時点)では平均
名古屋市に本社を置く老舗紳士服メーカー、御幸毛織の四日市工場(三重県四日市市)の女性社員チームがお茶で染めたウール糸を開発した。この糸を使った第1弾の商品が、同県の障害者就労支援団体とのコラボ企画で生まれた手織りのバッグ。8日から東急ハンズ名古屋店で販売する。新開発した糸は「みえのお茶娘(おちゃめ)染め」と名付けられた。同工場の御厨輝義工場長によると三重県特産の伊勢茶の茶葉から抽出した染液を使
総務省は4日、「こどもの日」を前に4月1日時点の子どもの人数を推計した。外国人を含めた14歳以下の人口は1553万人と前年より17万人減り、過去最少を更新した。減少は37年連続。総人口に占める割合も12.3%と同0.1ポイント下がり、44年連続の低下で過去最低を更新した。少子化の流れに歯止めがかかっていない現状が浮き彫りになった。子どもの人数はピークの1954
日本相撲協会は2日、東京都墨田区の両国国技館で力士、親方ら全協会員を対象に暴力問題の再発防止などに関する研修会を開いた。テーマは「協会員としてどうあるべきか」で、冒頭にスポーツ庁の鈴木大地長官が「暴力問題が相次ぎ大変残念。以前にも増して、緊張感、危機感を持っている。スポーツの価値を考え直してほしい」とあいさつした。角界では昨年
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