認知症の人や家族、支援者らがたすきをつないで日本を縦断するランニングイベント「RUN伴(ランとも)」。そのプロモーション映像作品が完成した。映像やWEB制作、音楽など各分野の新進クリエーターたちが協力してつくった。何人もの認知症の人が自分の言葉で思いを語り、笑顔で走りだす。「認知症だからできないと思われたくない」。そんな気持ちも伝わってくる作品だ。 ウェブサイトで公開されている(http://runtomorrow.jp/)。 RUN伴は2011年に北海道の函館―札幌間からはじまった。NPO法人「認知症フレンドシップクラブ」が主催する。認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを掲げて活動する。各地で希望者が手をあげ、昨年は北海道から福岡県まで約3千キロを、約8千人がたすきをつないで走ったという。 同クラブの岡田誠さん(富士通研究所)はプロモーション映像制作の狙いをこう話す。「若いクリエー