異常値、新たに233件=安倍首相「データ撤回せず」-裁量労働制で衆院集中審議 安倍首相 残業代 衆院予算委で挙手する加藤勝信厚生労働相=26日午後、国会内 加藤勝信厚生労働相は26日の衆院予算委員会集中審議で、今国会に提出する方針の「働き方改革」関連法案の作成に向けて活用した厚労省の2013年度「労働時間等総合実態調査」について、データ異常が新たに233件見つかったと明らかにした。いずれも、月や週の単位では残業時間がある人が日の単位でみると「ゼロ」になっていた。立憲民主党の長妻昭代表代行への答弁。 【図解】厚労省データの問題点~裁量労働制~ この調査データをめぐっては、これまでに週間の残業時間が月間より長いなどの異常値が少なくとも87事業所で117件判明。裁量労働制で働く人の1日の実労働時間が1時間以下と極端に短い記載などもあり、厚労省が精査している。 安倍晋三首相は先に、調査データを引用