英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを決める国民投票の結果を受けて、世界の金融市場が大混乱に陥ったことは記憶に新しい。このように、経済は「情報」と密接な関係がある。株式取引などの投資についても、有望な銘柄を探すために、何らかの「情報」を利用すべきことは言うまでもない。最近では、インターネットを通じてさまざまな「情報」が入手できる一方で、その選択が難しくなっている。投資において活用すべき「情報」とはどのようなものだろうか。個人投資家向けにマーケット情報の提供や、セミナーなどを通じて投資知識の普及などにも努めている、SMBCフレンド証券 投資情報部 国内株式課 部長代理の花田政人氏に解説してもらった。 情報は「トップダウン」と「ボトムアップ」の 両面から注目すべし 株式取引の目的は、改めて言うまでもなく、将来値上がりしそうな銘柄を発掘し、投資することである。投資家であれば誰もが、その判断材料とし