枝野幸男官房長官が15日午前5時半過ぎから行った記者会見の内容は次の通り。 先ほど総理のほうから、「福島原子力発電所事故対策統合本部」の設置を報告したが、この件について私から補足的に説明する。この間、福島第一原発の事故に対しては、事業者の東京電力、そして、そこから報告を受け、必要な支援や指示を出す政府の立場とで連携をして行ってきた。未曽有の地震と津波という事態に対して、国民のみなさんにも大変ご心配をさせる状況になっているが、被害の拡大を抑えるという観点から、一定の対応を進めてきたところだ。 現時点では、三つの原子炉があるが、1号と3号については、冷却の機能が一定の役割を果たしている。2号炉についても、冷却の作業、水を入れるという作業は一定の効果を上げているが、必ずしも安定した状態ではない。この状態を一刻も早く安定できる状況にしていくこと、まさに時々刻々変わる状況に対して、一つにはその対