フォートレオナードウッド米軍基地内の食堂で、朝食の列に並ぶ新兵たち。肥満は軍でも深刻な問題になっている(AP) 米軍が「ダイエット」の発想を取り入れた新たな新兵訓練の導入を開始した。野菜、果物をたくさん食べさせ、ピラティスなどのコアトレーニングで鍛える。米軍はよくも悪くも米国社会を反映した存在。肥満は米軍でも深刻な問題で、体格規定をクリアするため脂肪吸引手術を受ける兵士もいると指摘される。 「ダイエット」の発想を取り入れた新兵訓練のための「ソルジャー・アスリート」プログラムは昨年末、ミズーリ州フォートレオナードウッドの訓練基地で披露された。いまの新兵は、他の多く米国の若者同様、運動不足で肥満気味。まずは、ダイエットしてもらい、けがをしにくい体を作ってもらう必要があるという。 「軍の文化を変える」 AP通信によると、このプログラムでは食堂の様子が変わる。ビタミンの豊富な全粒粉のパンなど、健康