インド首都ニューデリー東端にあるガジプール埋め立て地付近の様子(2019年6月3日撮影)。(c)Prakash SINGH / AFP 【6月4日 AFP】インド首都ニューデリーにある、国内で最も高く積み上げられたごみの山が、同国の有名なタージマハル(Taj Mahal)の高さを来年中に超える見通しとなった。この悪臭を放つごみ山は、国連(UN)が世界で最も汚染された首都とみなす同市の象徴となりつつある。 ニューデリー東端にあるこのガジプール(Ghazipur)埋め立て地では、タカなどの猛禽(もうきん)類が上空を舞い、牛や犬、ネズミがぞっとするような大量のごみの上をうろついている。 サッカー場にして40面以上の広さがあるこの埋め立て地は、際限なく毎年約10メートルずつ高くなっている。 東デリー(East Delhi)区の関係者によると、ごみ山の高さはすでに65メートル以上に達しているという。