ウィーン自然史博物館が所蔵する旧石器時代の彫像「ウィレンドルフのビーナス」(2018年2月28日撮影)。(c) Helmut FOHRINGER / APA / AFP 【11月6日 AFP】大手ソーシャルメディアはさまざまな画像を検閲し、わいせつと見なしたものを削除しているが、その中には旧石器時代の裸体のビーナス像など、数々の芸術作品も含まれている。こうした動きに芸術の都ウィーンの美術館・博物館は業を煮やし、際どいコンテンツで知られる有料サイトの利用にかじを切った。 ウィーン観光局は大胆なPR戦略として9月、有料ソーシャルメディア「オンリーファンズ(OnlyFans)」にアカウントを開設した。10月中旬の時点ですでに数百人のユーザーが登録している。 ノルベルト・ケトナー(Norbert Kettner)局長によると、「芸術における検閲およびアルゴリズムやソーシャルネットワークの役割につい
スクリーンに映し出された米IT大手グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトのロゴ(2020年12月18日撮影、資料写真)。(c)JUSTIN TALLIS / AFP 【10月22日 AFP】米財務省は21日、デジタルサービス税の廃止でオーストリア、フランス、イタリア、スペイン、英国の欧州5か国と合意したことを受け、これらの国の製品に対する懲罰的関税を撤回すると発表した。 5か国は、2023年に予定されている国際的な最低法人税率の発効後、米国の巨大IT企業に対するデジタル課税を廃止する。移行期間中に徴収されるデジタル税は、将来の課税額から控除する。 米国側は、アマゾン・ドットコム(Amazon.com)、アップル(Apple)、グーグル(Google)をはじめとする同国の巨大IT企業に対する課税は差別的だとして、即時撤回を求めたが、欧州側は新税制が発効するまでは現状を維
7月16日、欧州西部を襲った記録的な豪雨で河川の氾濫により洪水が発生し、ドイツ西部などで約1300人の安否が確認されていない。水位の上昇が続き、一部地域で通信が途絶える中、死者数はすでに100人を超えている。写真は同日、ドイツのエルフトシュタットで(2021年 ロイター//Rhein-Erft-Kreis) [シュルト/エルフトシュタット(ドイツ) 16日 ロイター] - 欧州西部を襲った記録的な豪雨で河川の氾濫により洪水が発生し、16日時点でドイツ西部などで約1300人の安否が確認されていない。水位の上昇が続き、一部地域で通信が途絶える中、ドイツとベルギー両国の死者は120人を超えた。 ドイツのラインラント・プファルツ州とノルトライン・ウェストファーレン州に加え、ベルギーとオランダで、河川の氾濫で住宅が押し流されるなど大規模な被害が発生。これまでにドイツだけでも103人の死亡が確認された
雨が最も強まった14日(水)、寒冷渦はイタリア北部をゆっくりと東に移動しました。中心付近は上空5500m付近で-18℃とこの時期としては非常に強い寒気です。今週、日本各地にゲリラ豪雨をもたらした寒冷渦は上空5500mで-9℃前後でしたので、かなり強い寒気であることがわかります。 寒冷渦の周囲を回るような形で湿った空気が流れ込み、特にドイツ西部で雨量が多くなりました。デュッセルドルフから東に60kmほど離れたリューデンシャイトの観測点では14日(水)だけで143mmの雨を観測しました。7月1か月の平年の雨量が97mmですので、1日だけでその1.5倍の大量の雨が降ったことになります。 広範囲で短い時間に大量の雨が降ったことで川が急激に増水し、大きな洪水被害につながったと見られます。 なお、寒冷渦はすでに弱まりながら南に離れており、強い雨のエリアも南に移ってきました。ドイツやベルギー周辺でさらに
【7月8日 AFP】「女性は天の半分を支えている」のかもしれない。だが、公共スペースや住居の設計となると、女性たちの声はあまりにもしばしばかき消されてきた。 この状況を覆そうという先進的プロジェクトが、オーストリアの首都ウィーン郊外で進められている。女性による女性のための都市設計だ。 舞台はウィーン東端に広がる新興地区、ゼーシュタット(Seestadt)。現在8300人という同地区の人口は、2030年までに2万人に増えると予想されている。 一部の建築工事現場の囲いに掲げられた看板には、大きな字で「女性が街をつくる」と書かれている。 都市計画における女性の役割に焦点を当てることで、ウィーン市は街をつくり上げていく上で、男性が依然、支配的役割を占めることを浮き彫りにしようとしている。 ジェンダーと都市計画の関係を大学で研究する建築家のサビーナ・リス(Sabina Riss)氏によると、都市開発
オーストリア・ウィーンの葬儀ミュージアムに展示されているデスマスク。(右から)フランツ・シューベルト、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、ヨーゼフ・ハイドン、ルートウィヒ・ベートーベン(2020年10月20日撮影)。(c)JOE KLAMAR / AFP 【11月21日 AFP】死をもたらす疫病の世界的流行の最中でも、ウィーンの人々は死を真っすぐに見つめようとしている──オーストリアの首都にある「葬儀ミュージアム(Funeral Museum)」は、死者の追悼に関する初めての博物館だ。 1967年にできたこの博物館は、有名なウィーン中央墓地(Central Cemetery)の葬儀場の真下にあり、ひつぎや死に装束、デスマスクなどが展示されている。 来館した同市在住の70代の米国人男性は「おそらく多くの人が死を恐れているが、それは税金同様、避けられないこと。だから、物事は昔からそれほど
ドレスリハーサル中のバレエダンサーの足(2010年11月16日撮影、資料写真)。(c)TIMOTHY A. CLARY / AFP 【12月18日 AFP】名門バレエ学校として有名なオーストリアのウィーン国立歌劇場(Vienna State Opera)バレエ学校が、細い体形を維持するためとして喫煙を奨励するなど若い生徒たちの健康を危険にさらしていることが分かった。報道を受けて調査を行った同国の特別委員会が17日、公開した報告書で明らかにした。 【編集部おすすめ】インスタグラムは若手バレリーナにとって「毒」、世界的プリマが苦言 疑惑が浮上したのは今年4月。オーストリアの週刊紙「ファルター(Falter)」が、ウィーン国立歌劇場に付属するバレエ学校で、生徒に対する性暴力や深刻な身体的・精神的虐待が行われていると報じた。 同紙は「19世紀流」のしつけ内容に関する詳細な調査結果を公開。若いダンサ
オーストリア・ブラウナウにあるアドルフ・ヒトラーの生家(2015年4月18日撮影)。(c)AFP/JOE KLAMAR 【11月20日 AFP】オーストリア内務省は19日、ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)の生家を警察署にする計画を発表した。政府はこの建物がネオナチの聖地になることを防ぐため、数年間にわたり建物の所有者と法廷で争ってきた。 【あわせて読みたい】ヒトラーが演説したバルコニー、撤去求める声 オーストリア 1889年4月20日、ドイツと国境を接する北部ブラウナウ(Braunau)にある黄色の家でヒトラーは生まれた。この家は2016年から政府の管轄下にあった。 ボルフガング・ペショルン(Wolfgang Peschorn)内相は、「警察が今後この家を利用することで、この建物がナチズムをたたえる場所には決してならないという明確なメッセージ
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー) 前の記事:東京の砂金を採る > 個人サイト webやぎの目 大人も子どももよく笑う。おじさんが率先してふざけていた。自分もふざけたおっさんなのでとても心強い。 箱をかぶったときに男女ともに変顔をする人が多かった。そのレベルが高くて後ろで見ていて吹き出してしまうほどだった。 フランス人は表情筋が鍛えられている 香水をつけている人が多いので、かぶった箱がいい匂いになっていたのもフランスの特徴である。 聞かれること・言われること どうしてこれを作ったのかとなんどか聞かれた。もともと大きな顔をペーパークラフトで作っていたのだと説明したり、Just for funと答えたりしていた。妻はJus
唾液検査を受ける人(2007年6月24日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / DENIS CHARLET 【6月18日 AFP】ある人が仕事で過剰なストレスを抱えていたり、燃え尽き症候群になったりする恐れがあるかどうか、簡単な唾液テストですぐに判明するという論文がオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された。 論文によると、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌量を一日に何度か測定すれば、血液検査などの複雑な方法よりも正確にストレスレベルを判定することができるという。 オーストリアの首都ウィーンにある健康予防センターのロバート・ウィンカー(Robert Winker)氏が率いる研究チームは実験で、健康な労働者のグループと臨床心理学者から燃え尽き症候群と診断された患者のグループを比較した。 それによると「仕事に関するストレスの
4月16日、欧州のポップ音楽コンテストで優勝し、「ひげ面美人」として知られるコンチータ・ウルストさん(29)が15日夜、HIV陽性と診断されていたことを明かした。写真は昨年2月ドイツで撮影(2018年 ロイター/Stefanie Loos ) [ウィーン 16日 ロイター] - 欧州のポップ音楽コンテストで優勝し、「ひげ面美人」として知られるコンチータ・ウルストさん(29)が15日夜、HIV陽性と診断されていたことを明かした。 ウルストさんは、フォロワー数30万人を集めるインスタグラムに「何年も前からHIV陽性だった」と投稿。「実際には一般の人々には関係ないことだが、元彼から公表すると脅された。誰からも脅されたり、人生に影響を与えたりされたくない」と述べた。 治療は順調で、「何年もの間、ウイルスは検出限界未満になっており、ほかの人へ感染させることはない」という。 オーストリア出身でトランス
12月15日、10月に行われたオーストリア国民議会(下院)選挙で第1党となった中道右派の国民党が、第3党の極右・自由党と連立政権樹立で合意した。現在、極右政党が政権を担う西側諸国は存在せず、オーストリアが唯一の国となる。会見する国民党のクルツ党首(左)と自由党のシュトラッヘ党首(右)。16日、ウィーンで撮影(2017年 ロイター/Leonhard Foeger) [ウィーン 16日 ロイター] - 10月に行われたオーストリア国民議会(下院)選挙で第1党となった中道右派の国民党が15日、第3党の極右・自由党と連立政権樹立で合意した。現在、極右政党が政権を担う西側諸国は存在せず、オーストリアが唯一の国となる。 首相に就くクルツ国民党党首は、自由党のシュトラッヘ党首と共同会見を開き、両党が連立を組むと発表。これに先立ち、新政権は現在加盟している欧州連合(EU)について国民投票を実施しないとの考
英ロンドンの地下鉄構内で撮影された、オーストリアの表現主義画家エゴン・シーレのヌード画のポスター(2017年11月6日撮影、ウィーン市観光局提供)。(c)AFP/CHRISTIAN LENDL/VIENNA TOURIST BOARD/HANDOUT 【11月17日 AFP】オーストリアの表現主義画家エゴン・シーレ(Egon Schiele)の死後100年を記念した一連の展示会が企画される中、ロンドンの地下鉄などではシーレのヌード画がきわどすぎてそのままでは見せられないとの判断から、一部を隠したポスターが掲示される事態となっている。 ウィーン市観光局(Vienna Tourist Board)のノルベルト・ケトナー(Norbert Kettner)氏によれば、オーストリアのいくつかの美術館が来年、シーレの死後100年を記念した展示会やイベントを予定しているが、シーレの生前に広まっていた作品
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