シンガポール・南洋理工大学で行われている、プラスチックを化学物質の「ギ酸」に変える実験(2019年12月11日撮影)。(c)Catherine LAI / AFP 【12月12日 AFP】世界中の国々がごみの削減に苦闘する中、人工太陽灯を用いてプラスチックを有用な化学物質に変えることのできる、環境配慮型の手法を考案したとの研究結果が11日、発表された。できる化学物質は「ギ酸」で、エネルギー生産に役立つとされている。 世界を見渡すと、大量のプラスチックごみが山のように積み上げられたり、海中に投棄されたりしている。特にアジア諸国はこの問題に対処できていないとの批判に直面している。 シンガポールの研究チームは今回、安価で環境を損なわない触媒を用いてプラスチックを「ギ酸」に変換することに成功したと発表した。生成されたギ酸は発電所での発電に利用できるという。 シンガポール・南洋理工大学(NTU)のチ