ナイジェリア北西部ザムファラ州ジャンゲベで拉致被害後に解放され、家族と再会した生徒ら(2021年3月3日撮影)。(c)Aminu ABUBAKAR / AFP 【4月30日 AFP】ナイジェリア北西部ザムファラ(Zamfara)州で今年2月、女子中等学校を武装集団が襲撃し、寮で就寝中だったハフサットさん(14)とアイシャさん(13)姉妹は他の250人以上の生徒と共に拉致された。1週間監禁され、3月初めに解放されたものの、2人には、さらなる試練が待っていた。 心に傷を負った2人が今恐れているのは、勉強できなくなることだ。ナイジェリア北西部では生徒の拉致事件が相次ぎ、多数の学校が閉鎖されている。 「娘たちは心配している。学校が閉鎖されたままだと、自分たちの教育と将来が終わることになるからだ」。姉妹の父親ムスタファ・ムハンマド(Mustapha Muhammad)さんが、ザムファラ州ジャンゲベ(