沖縄県宜野湾市にある在日米軍普天間飛行場の様子。冷戦時代、韓国と台湾の政治指導者たちは、両国の安保に影響を及ぼす沖縄の情勢に敏感に反応した=宜野湾/キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社 第2次世界大戦を勝利に導いた英国のウィンストン・チャーチル首相は、1946年3月5日に米国南部ミズーリ州のウェストミンスター大学で、冷戦の到来を予見する非常に興味深い演説を行った。「鉄のカーテン」という独特の表現で歴史に記録される演説で、チャーチルはソ連が「バルト海のシュチェチンからアドリア海のトリエステまで鉄のカーテンを張っている」と皮肉った。2千万人の自国民が命を落とした凄絶な戦争が終わった後、ソ連は自国の安保不安を理由として、東欧の人々の自由意思を無視して自身に友好的な共産政権を強要した。米国はこれに対抗して大々的な封鎖政策を実施することになる。その後40年あまり続く長い冷戦の始まりだった。 今