仏西部ナント近郊の川で獲れたウナギの稚魚(2015年3月18日撮影、資料写真)。(c)JEAN-SEBASTIEN EVRARD / AFP 【11月2日 AFP】フランスの裁判所は10月30日、中国行きの旅客機でウナギの稚魚60キロを手荷物に入れて密輸しようとした中国人の男女に対し、執行猶予付き禁錮刑と罰金を言い渡した。 中国では、ヨーロッパウナギの稚魚は1キロ当たり5000ユーロ(約60万円)前後で取引される。地元検察によると、今回の事件は「急拡大している新しい形の密売行為」の一角だと話した。 20歳の女と44歳の男は28日、仏南西部トゥールーズ(Toulouse)を出発した後、経由地のシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港で止められた。2人の4つのスーツケースからは、水とウナギの稚魚が入ったプラスチック袋が複数見つかった。袋はそれぞれ断熱材にくるまれていた。 パ