性的マイノリティをめぐる権利保障など、日本に比べて“先進的”なイメージを持つオランダ。一方で、プライドイベントの「ピンク・ウォッシング」といった課題も。視察プログラムでアムステルダムを訪れた松岡宗嗣さんによる現地レポート・前編です。
性的マイノリティをめぐる権利保障など、日本に比べて“先進的”なイメージを持つオランダ。一方で、プライドイベントの「ピンク・ウォッシング」といった課題も。視察プログラムでアムステルダムを訪れた松岡宗嗣さんによる現地レポート・前編です。
オランダ・アムステルダムの売春公認地区として知られる赤線地区「ワレン」(2011年10月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANP/KOEN VAN WEEL 【4月21日 AFP】オランダで20日、セックスワーカーが危険な顧客に関する情報を共有できるオンラインプラットフォームが開設された。性産業の安全性向上が狙い。 開発されたのは「Ugly Mugs NL」と呼ばれるプラットフォームで、司法省の支援を受け、オランダ性病・エイズ防止協会(SOA AIDS)とセックスワーカーの労働組合PROUDが立ち上げた。 サイトには「乱暴で危険な顧客について警告し合うことが可能」と説明されている。新規顧客について調べたり、自分が活動する地区内に危険な顧客が来たらアラートを受け取ったりできるほか、警察に通報もできる。 SOA AIDSとPROUDの2018年の調査によると、オランダのセックスワーカーの9
「セイタン」とは? 欧米で人気が高く、広く知られている日本食材のひとつに「セイタン」がある。 みなさん絶対知っているし、おそらく食べたこともある日本の食材だ。色とりどりでインスタ映えもするし、煮物に入っていても、おまんじゅうにしてもおいしい。100%植物性でヘルシーな上、調理の応用が利くので、特に欧米のベジタリアン・ヴィーガンに圧倒的な人気がある。 加賀生麩(不室屋公式Instagramより) 正解は「麩(ふ)」。 海外では「ジョージ・オーサワ」として知られるマクロビオティック提唱者の桜沢如一氏が、1920年代の同食事法の創成期に「正しいたんぱく質=セイタン」の名で海外に紹介し、その呼び名で定着した麩。欧米においては1960~70年代に動物に代わるたんぱく源としてヒッピーたちに歓迎され、前世紀終盤のダイエットブームにはヘルシーな食材として豆腐に次いで認知が拡大した。 マクロビオティックの提
中国・上海の寺院で祈祷する仏僧(2017年9月5日撮影、資料写真)(c)CHANDAN KHANNA / AFP 【12月13日 AFP】オランダ人収集家が香港で購入した約1000年前の僧侶ミイラ像(加漆肉身像)について、中国の村の住民らが盗品だとして返還を求めていた訴訟で、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の裁判所は12日、住民らの訴えを却下した。 問題の仏像は宋王朝時代の等身大の仏座像。中国東部、楊春(Yangchun)の村人たちによると、何世紀も前から村であがめられてきたが、1995年に村の寺院からこつぜんと消えた。 仏像はその後20年あまり行方不明だったが、2015年にハンガリーの首都ブダペストにあるハンガリー自然史博物館(Hungarian Natural History Museum)で開催された「ミイラの世界展(Mummy World Exhibition)」の展
オランダのアムステルダムで開催された葬儀関連の見本市で、VR(仮想現実)ゴーグルを装着して自殺機器「サルコ」を体験する女性に機能を説明する、デザイナーのアレクサンダー・バニンク氏(2018年4月14日撮影)。(c)AFP/Jan HENNOP 【4月15日 AFP】オランダの首都アムステルダムで14日、葬儀関連の見本市が開催され、ボタンを押すだけで自殺できるとされる、カプセル型の機器が注目を集めた。 サルコファガス(石棺)を略した「サルコ(Sarco)」と名付けられたこの機器は、3Dプリンターで製作されたもので、発明したのはオーストリアの安楽死推進活動家のフィリップ・ニチキ(Philip Nitschke)氏とオランダのデザイナー、アレクサンダー・バニンク(Alexander Bannink)氏。窒素ボンベを内蔵したスタンドに、取り外し可能なひつぎを取り付けたかたちになている。 安楽死の合
英ロンドンで開催されたGQ誌主催の「Men of the Year」授賞式に出席したモデルでタレントのヨランダ・ハディッド(左)と娘でモデルのベラ・ハディッド(2016年9月6日撮影)。(c)PR Photos/Landmark 【4月12日 MODE PRESS】オランダ出身のモデルで米タレントのヨランダ・ハディッド(Yolanda Hadid)は、長女のジジ(Gigi Hadid)と次女のベラ(Bella Hadid)が18歳になるまでモデル業を始めることを認めなかったと明かした。 ヨランダは自身の設定したルールについて、エル・オンライン(Elle.com)のインタビューで、「18歳になる前に(モデルとして)働かせることは絶対にできなかった。世間の人々に、彼女らを外見で批判してほしくなかった。自分たちに自信を持ってもらいたかった。そうしたことで、彼女たちにとっては大きな力となったと思っ
オランダの首都アムステルダムにある売春街として有名な「飾り窓地区」(2011年10月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANP / Koen van Weel 【9月30日 AFP】オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)で29日、セックスワーカ―たちが自ら売春施設の経営を担うプロジェクトを立ち上げた。性産業における搾取をなくすのが目的で、欧州で唯一無二の事業だとうたっている。社会的投資ファンドの融資で実現した。 「My Red Light(私の赤線)」と題したプロジェクトは、2017年5月にサービス開始予定。「夢がかなった」と語る広報担当のリシャルト・ボウマン(Richard Bouwman)氏によれば、「完全にセックスワーカ―のみで運営する初の性ビジネス」だという。 オランダでは2000年に売春が合法化された。世界的に有名なアムステルダムの赤線地区には、売春に従事する女性や
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