マレーシアの首都クアラルンプールの郊外プトラジャヤで公開されたマレーシア航空MH370便の捜索に関する報告書(2018年7月30日撮影)。(c)AFP PHOTO / Mohd RASFAN 【7月31日 AFP】2014年3月に乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便がクアラルンプール(Kuala Lumpur)から中国の北京(Beijing)に向けて飛行中に消息を絶った事件は、航空史における最大の謎の一つとなっている。だが、事件の調査チームがようやく30日に発表した報告書は何ら新味のない内容だったことから、遺族らは怒りや失望を募らせている。 長らく発表が待ち望まれていた報告書の中で、調査チームは航空管制官の過失を指摘。さらに、MH370便の進路変更は手動で行われており、操縦士でない第三者が進路を変えた可能性を排除した。だが、同機の機体がい