南アフリカの国旗(2005年10月9日撮影、資料写真)。(c)TOSHIFUMI KITAMURA / AFP 【12月19日 AFP】南アフリカの広告規制委員会は18日、冒険を求めて旅に出た黒人部族の王子が大陸を発見し「ヨーロッパ」と名付ける内容のファストフードチェーンのテレビコマーシャルについて、植民地化を題材に笑いを誘うのは不適切だとして放送を禁止した。 ファストフードチェーン「チキン・リッキン(Chicken Licken)」のテレビコマーシャルは、1650年に黒人男性が南アフリカを出発し、冒険に満ちた航海の末、上陸した土地で三角帽をかぶりチョッキを着た現地の白人に出会うというもの。 コマーシャルの中で、上陸した黒人男性は「やあ、白い皆さん。俺はこの土地が気に入ったなあ。ここをヨーロッパと呼ぶことにするよ」と言って持っていたやりを自分の足元に突き刺す。 広告規制委員会は、このコマー