共同通信の女性社員の突然の死が波紋を呼んでいる。昨年十月下旬に亡くなっていたのは、写真などを担当するグラフィック部に所属する三十代の女性社員。二〇〇六年に入社し、一貫して同部署で勤務していた彼女は昨年初めから体調問題で休職していた。「公表はされていないが自殺だった」(共同関係者)という。 実はこの女性社員は、共同社内で起きた「盗撮事件」の被害者だった。一七年十一月「週刊文春」が報じたもので、五十歳代のグラフィック部の男性デスクが社内で八人の女性社員をこっそり撮影していたのだ。 問題はこの後で、「女性社員らは厳しい処分を求めたものの、総務部長ら会社側はうやむやで終わらせようとした」(別の共同関係者)。最終的に別の部署に異動になった後に男性デスクは辞めており、処分が行われたかどうかさえ判然としない。しかも「文春に情報を漏らした犯人探しがあり、一時期この女性社員が疑われていたという情報もある」(