日本全国全ての都道府県だけでなく、海外からも人材を採用し世界中で約6000人の客室乗務員(CA)が日夜働く日本航空(JAL)グループ。機内の接客では標準語を使うことが基本で、CAの出身地がわかるような「お国言葉」を聞くことはない。大阪府出身でJALの顔として広報を担当する上松可奈子さんは、いかにして関西弁と「機内モード」言葉を使い分けているのか、話を聞いた。【米田堅持】 上松さんは2009年に入社。2015年から広報部に所属し、社内報の作成や広報イベントの合間にフライトをする「飛ばないCA」だが、その前はCAとして国内外を飛び回っていた。新人当時は、慌てた時や長い説明が必要な時にしばしば関西弁になってしまう「失敗」もあったという。