米首都ワシントンで行われた予約不要の屋外ワクチン接種で、ジョンソン・エンド・ジョンソン製新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける男性(2021年5月6日撮影)。(c)Chip Somodevilla/Getty Images/AFP 【5月8日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は7日、米国が提案した新型コロナウイルスワクチンの特許権放棄について、議論する用意はあるが、より重要なのは米英がワクチンとその原料の輸出規制を撤廃することだと訴えた。 欧州連合(EU)首脳会議に出席するため、ポルトガル・ポルト(Porto)を訪問したマクロン氏は記者団を前に、「アングロサクソン(英米)は、原料やワクチンの多くを囲い込んでいる」と主張。「米国で生産されたワクチンの100%が米市場向けだ」と指摘した。 一方でEUはこれまでに2億回分以上のワクチンを輸出してお