■弱い命に手を差し伸べる心 排水溝の中で、猫がおびえながら子どもを産んでいる。なぜか。見つかれば、猫を害獣と見なす村人たちに殺されてしまうからだ。だが、通りかかった老女は猫を見つけ思う。「わたしも母親なの」。そして母子を家に連れて帰る。短編「老女と猫たち」の語り手はおそらく、他の著作でも動物の権…
7月25日、ワニブックスから拙著「自信をもてる子が育つ こども哲学」が発売される。子どもの意見に耳を傾け、子どもの人格を尊重することの大切さに気づいた大人たちの声を集めたインタビュー書籍だ。 「こども哲学」は哲学対話と呼ばれる、おたがいの意見を聞きあい、自由な意見を言い合う対話活動だ。100年以上の歴史があり、今年から道徳の教科書にも載っている。もはや知らないのは大人だけだ。
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