東京・神保町にある老舗専門書店「芳賀書店」。外からはアダルト商品が見えないようになっている=中嶋真希撮影 大手コンビニが相次いで成人誌販売の中止を発表している。この決定を歓迎する声の一方で、成人誌の存続を危惧する声も上がっている。そんな中、「チャンスにしなくてはいけない」と語るのは、成人誌やアダルトビデオ(AV)を扱い、18歳未満が入店できない東京・神保町の老舗専門書店「芳賀書店」の芳賀英紀社長(37)だ。アダルト専門書店に商機はあるか--。【中嶋真希】
コンビニ大手のファミリーマートが成人向け雑誌の販売を原則として中止すると発表した。セブン―イレブン・ジャパンとローソンも販売をやめることにしており、国内の9割以上のコンビニで成人向け雑誌の取り扱いがなくなる ▼各社の狙いは女性や子どもが安心して買い物ができる環境を整えること、2020年の東京五輪を前に訪日客からのイメージ低下を避けることだという ▼成人向け雑誌を巡っては、コンビニ大手ミニストップと千葉市が17年に同市内での販売を取りやめた経緯がある。同社は翌年、取りやめを全国に広げた。熊谷俊人千葉市長は「国際的な感覚に照らして疑問を持たれかねない」と述べている ▼だが、訪日客のイメージを悪化させるのはそれだけではない。各地の書店に平積みされている嫌韓、嫌中本もある。来日する観光客の多くは中国、韓国などのアジアから来ているのだから ▼イメージを低下させる商品を見えないところへ押しやるだけでは
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