2016年が終わろうとしている。2016年最後となる今回は、端末、無線インフラ機器、そしてウェラブルと3分野で世界のモバイル業界の動向を振り返ってみたい。 スマホシェアのトップ2 AppleとSamsungの2強は精彩を欠く まず端末では、全体としてのマンネリ感が否めない。世界の携帯電話を制するAppleとSamsungの2強を見ると、Appleには厳しい1年だった。9月に最新のiPhone(iPhone 7/iPhone 7 Plus)を発表するも、Appleからは以前のように”発売からX日でX万台を販売”と言った数字は出ていない。 実際にAppleの世界シェアは振るわず。第3四半期(7~9月)におけるIDCのデータでは、13.4%から12.5%に減っている。だが、人気にかげりが出たというわけではなさそうで、「iPhone 7 Plusの需要は予想を上回り、供給が間に合わなかった」とID