シモバシラに霜柱がついた――。シソ科の多年草「シモバシラ」の茎で霜柱が成長する様子を、大阪市立大理学部付属植物園(大阪府交野市)が定点カメラで連続撮影し、15日公開した。 同園によると、シモバシラは冬になると茎が枯れるが、寒い日には地中から吸い上げられた水が茎を突き破り、霜柱が出来ることがある。「氷の花」が咲くともいわれ、この現象が名前の由来でもある。 気象庁の観測では、霜柱が撮影された13日は、隣接する大阪府枚方市の最低気温が今冬最低の零下4・4度。霜柱は未明から午前中に綿あめ状にふくれていき、高さ15センチほどに成長。やがて消えていった。(石倉徹也)