妊娠女性のシルエット(2018年4月30日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / LOIC VENANCE 【6月10日 AFP】東アフリカのタンザニアで、警察署に連行された臨月の女性が産院への搬送を拒否され、署の敷地内で介助などなく一人で出産していたことが判明し、警察の対応に批判が集まっている。 地元メディアによるとタンザニア中南部キロンベロ(Kilombero)で2日夜、夫が盗品のベッドを購入した疑いがあるとして、警察当局は妻のアミーナ・ラファエル・ムブンダ(Amina Raphael Mbunda)さん(26)を逮捕した。 臨月を迎えていたムブンダさんは病院に搬送してほしいと頼んだが、警察は拒否。結局、ムブンダさんは真夜中に一人で警察署の前庭で出産した。 警察のムブンダさんに対する非人道的な扱いをめぐり、国内の人権団体から激しい怒りの声が巻き起こっている。 タンザニアの司法人