新生児とその母親の手(2013年9月17日撮影、資料写真)。(c)PHILIPPE HUGUEN / AFP 【12月15日 AFP】ドイツ議会は14日、男女の区別に明確に適合しない「インターセックス」に生まれた子どもの出生届で、第3の性を選択できるようにする法案を可決した。 ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いる左右連立政権はこれに先立ち、インターセックスの新生児を「ディバース(多様、それ以外)」として登録できるようにする法改正案を閣議決定していた。 同国の連邦憲法裁判所は2017年11月、市民の地位に関する現行規定はインターセックスの人々に差別的であるとの判決を下し、個人の性的アイデンティティーは基本的人権として保護されるとした。 インターセックスは、生殖器や染色体といった性的特徴が典型的な男女の区別に完全に一致しない人々を指す広義語。 国連(UN)によると