2017年の11月、私は自分の髪の毛をバリカンで刈った(左写真がその時のもの)。 理由はもちろん、日本で女性が押し付けられる画一的な「女性らしさ」に抵抗したかったからだ。 と言えたらカッコいいのだが、本当は「目立つにはどうしたらいいですか?」と知人でジャーナリストの津田大介さんに相談したところ、「見た目を変えると認知してもらいやすいよ」とアドバイスをもらったからだ(後日「まさか本当にやるとは」と言われたが)。 実は私は高校1年生のときにも一度坊主にしたことがある。部活の同期で、親友だった子が髪の抜ける病気にかかってしまい、「じゃあ私も」と髪を刈った。 当時も周囲からは驚かれ、学校の先生からは叱られたが、それが逆に「自分らしい髪型とは?」を考えるきっかけにもなった。 あれから10年。世間も変わっているだろう —— と坊主に踏み切ったが、大きな誤解だった。