研究施設のマウス(2014年1月23日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / PHILIPPE MERLE 【10月12日 AFP】特定の遺伝子が除去されるよう改変した幹細胞を用いて、同性のマウス2匹から生存能力のある子を誕生させたとする研究結果が11日、発表された。 現在のところ、研究の実用性はほぼ理論の範囲に限定されているが、既存の哺乳類クローン作製法の改良や、ゆくゆくは同性カップルの不妊治療などにも応用されるかもしれない。 11日の米科学誌セル・ステムセル(Cell Stem Cell)で発表された今回の研究では、同性マウス2匹から子を誕生させる新たな手法の実践に初めて成功した。ただ、これまでにも別の複数の手法での研究は進められていた。 今回、雌のマウス2匹から誕生した子マウスには子孫も生まれているが、雄のマウス2匹から生まれた子マウスは誕生から48時間しか生存できなかった。