東京新聞:最高裁判事にカバノー氏 米上院承認 司法判断、右傾化も:国際(TOKYO Web)【ワシントン＝後藤孝好】米上院本会議は六日、トランプ大統領から連邦最高裁判事に指名されたブレット・カバノー氏（５３）の人事を賛成五〇、反対四八の賛成多数で承認した。採決を受けてカバノー氏は宣誓を行い、判事に就任した。与党共和党に近い保守派の判事が過半数を占めたことにより、司法判断が右傾化するのは確実で、米社会に大きな影響を与えそうだ。 トランプ氏は六日、中西部カンザス州で記者団に「カバノー氏は卓越した知識を持つ素晴らしい法律家だ。長年にわたって偉大な最高裁判事になる」と称賛。中間選挙を一カ月後に控え、昨年に続く保守派の判事の就任を自らの成果としてアピールした。 一方、野党民主党は、カバノー氏に性的暴行疑惑が相次いで浮上し、判事には不適格として指名撤回を要求。「共和党は被害を訴えた女性の証言を尊重しなかった」と批判を強め、女性の抗議デモが全米各地で起きるなど、対立と分断がより深まる結果となっ
