スコットランド政府が、女子学生約40万人に、ナプキンやタンポンなどの生理用品を無料で提供する、とガーディアンなどが報じた。2017年に実施した半年ほどの試行期間を経て、本格実施に踏み切る。政府によると、予算は520万ポンド(約7億5000万円)。生理用品の無償化事業を国単位で導入するのは世界で初めてという。 事業を導入する背景には、貧しさから生理用品すら容易に買えないために、女子生徒が学校を休んだり、靴下やティッシュなどで経血漏れを防いだりしているという、イギリス全土の「月経の貧困」の状況が明らかになってきたためだ。