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権力とメディアの攻防と、当事者の葛藤を描いた映画「新聞記者」(藤井道人監督)がヒットしている。フィクションだが、公文書改ざん、大学新設を巡る不正疑惑、政権への忖度(そんたく)など現政権で問題となった案件を想起させる作品。参院選期間と重なったためか、はたまた忖度かは定かでないが、テレビ番組でのPRはほぼゼロだった。にもかかわらず異例の大健闘。関係者は政治問題を批判的に扱う劇映画の定着に期待を寄せる。 (竹島勇) 原案は本紙社会部の望月衣塑子(いそこ)記者のノンフィクション。六月二十八日に全国百四十三館で公開され、七月二十二日の時点で動員三十三万人、興行収入四・一億円を突破。興行通信社の週末観客動員ランキングでも先週まで三週連続トップ10入りした。配給元の担当者によると、観客層は当初、中高年が多かったが、「最近では若い層がじわじわ増加。SNSで浸透した効果では」とみる。
「胸いっぱいサミット!」の放送内容について謝罪した関西テレビの羽牟正一・新社長=大阪市北区で2019年6月19日午後5時15分、倉田陶子撮影 関西テレビ(大阪市)が5月18日のバラエティー番組「胸いっぱいサミット!」で、作家の岩井志麻子氏の「(韓国人は)手首切るブスみたいなもん」とヘイトと受け取られかねない発言を編集せずに放送した問題で、同社の羽牟(はむ)正一・新社長は19日、記者会見で「認識、配慮に欠けていた放送で視聴者の皆さんに申し訳ない」と謝罪した。羽牟氏は20日付で代表取締役社長に就任予定。また、同社は21日付の人事で、番組の内容を放送前に確認する制作局のコンプライアンス担当を2人から3人に増員する再発防止策も明らかにした。 羽牟新社長は会見冒頭のあいさつで「テレビ局にとって一番肝要なことはコンテンツ力」と強調。その上で番組を視聴した印象について「非常に違和感があった」と語り、「送
夕方のニュース番組内で行った不適切放送について、検証結果をまとめた読売テレビの社屋=大阪市中央区で2019年5月22日午後3時26分、倉田陶子撮影 読売テレビ(大阪市)が夕方のニュース番組「かんさい情報ネットten.」内の街頭ロケコーナーで一般の人の性別をしつこく確認する不適切な放送を行った問題で、同テレビは7日、「セクシュアリティーに関する認識の欠如があった」などとする社内の検証結果と、第三者的な立場で番組内容をチェックする管理職「危機管理責任者」を配置するなどの再発防止策を発表した。同日の番組冒頭でも検証結果を報告した。 検証結果では、問題点として「セクシュアリティーに関する認識の欠如や本人承諾さえあれば問題ないという認識の危険性、さらにVTRチェック体制の不備」があったとした。
2018年は「メディア」と「ジェンダー」を考えるうえで、非常に重要な年だった。きっかけは、4月に発覚した福田淳一元財務事務次官によるテレビ朝日の女性記者に対してのセクハラである。 この事件で率先して声をあげたのが、同じメディアで働く女性たち。特に、ニュース番組を担当する女性アナウンサーたちだった。小川彩佳アナ、夏目三久アナ、山﨑夕貴アナ、宇賀なつみアナなど、多くの女性アナウンサーが社会にまん延するハラスメントの問題に対して毅然とした態度で意見を表明したのだ。 元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストとして活動する小島慶子さんは、彼女たちの動きを見て「“女子アナ”は死んだ」と語る。それはどういう意味なのか? 桐野夏生、武田砂鉄、伊藤公雄、斉藤章佳、白河桃子、中野円佳、伊藤和子、浜田敬子、荻上チキ、トミヤマユキコ、佐藤信といった、ハラスメント問題に詳しい専門家やジャーナリストとの対
大阪市の第三者調査チームが実施したアンケートで、団結権やプライバシーの侵害などがあったとして、第二東京弁護士会は7月17日、当時のチーム責任者だった野村修也弁護士を業務停止1月の懲戒処分とした。 野村弁護士は、調査の中で一定の反省をした上で「懲戒に相当するようなことではない」との見解を示しているという。 ●労働組合加入や政治活動の参加を問うアンケート 第二東京弁護士会(以下、二弁)によると、野村弁護士は2012年1月に大阪市特別顧問となり、同年2月に第三者調査チームの責任者として、同市職員全員を対象とするアンケート調査を実施。その中に、同市の労働組合への加入や活動参加経験の有無、政治家を応援する活動への参加経験などを問う項目が入っていた。 2012年に、4回にわたり計656人から、野村弁護士に対する懲戒請求があり、同弁護士の綱紀委員会や懲戒委員会が調査を実施。アンケート調査について、二弁は
上野千鶴子「東大祝辞」でワイドショーコメントが酷い! 東国原英夫、坂上忍、玉川徹、東大卒元官僚の山口真由も 東京大学入学式で社会学者の上野千鶴子がおこなった祝辞が、大きな話題を呼んでいる。 上野はまず女子や浪人の受験生を差別していた東京医科大学の不正入試問題にふれた上で、東大における入学者の女子比率がわずか2割であるという事実、女性差別が東大に蔓延る現実を紹介。そして、「がんばってもそれが公正に報われない社会」のなかで「がんばったら報われる」と思えること自体が本人の努力の成果ではなく環境のおかげであるということを突きつけ、「恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください」と呼びかけた。 自己責任論が蔓延し、自助努力がデフォルトの価値になりつつあるいま、東大生に向かって上野が呼びかけた言葉は大きな意味をもつだろう。そして
この道で2キロを超す車の渋滞が起きると想像した人は皆無だったに違いない。元号が平成になるまでは――。 1989年1月7日、岐阜県武儀(むぎ)町の税務課長補佐だった若田鉄三(てつみ)さん(68)は土曜出勤をし、新元号発表の会見を当直職員とテレビで見ていた。午後2時36分、小渕恵三官房長官が掲げたパ…
「さくらの親子丼2」第7話では、浦上晟周演じる中里拓士が自らの夢を打ち明ける(C)東海テレビ 1月19日(土)放送のオトナの土ドラ「さくらの親子丼2」(夜11:40-0:35、フジテレビ系)第7話で、浦上晟周演じる中里拓士が次の生活の場所、生き方を探し、「ハチドリの家」から巣立っていく様子が描かれる。 虐待を受けるなどし、居場所をなくした子供たちを一時的に保護する子供シェルター「ハチドリの家」では、入居してから約2カ月の間に次の進路を決める事になっている。 それに伴い、桃子(名取裕子)やさくら(真矢ミキ)が入居者一人一人と今後について面談を実施。性同一性障害を抱え、家庭や学校に居場所がなくなり、ハチドリの家で暮らしていた拓士もその一人だった。 そんな中、拓士は以前からの夢を桃子に打ち明ける。それは、LGBTの街、新宿2丁目でダンサーを目指して働くことだった。 今回、性同一性障害という難しい
NHKの元記者が森友学園問題の報道における同局の内部事情を描いたノンフィクション本を出版した。上層部の意向で原稿が「書き直された」「おかしな介入」があった――などとする内容。NHKは19日、「虚偽の記述がある」と反論した。 本の著者は、大阪放送局の記者だった相沢冬樹氏(現・大阪日日新聞論説委員)。8月に退局し、今月13日に「安倍官邸VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由(わけ)」(文芸春秋)を出した。 相沢氏はこの中で「近畿財務局と学園側との間で(国有地の)売却価格をめぐって行われた協議の内容が初めて明らかになった」と2017年7月に報じた際、報道局長が怒り、翌日の続報が「何度も書き直され、意味合いを弱められた」「(局長は)安倍官邸に近く、政権にとって不都合なネタを歓迎するはずがない」などと書いた。その後の異動で「記者を外された」という。 本の内容についてNHKの山内昌彦・編成
人工香料による健康被害を訴える人が急増しています。その原因物質は、年々種類と使用量が増え続ける合成ムスク類です。 合成ムスク類とは、麝香(じゃこう)に似た香りを持つ人工香料の総称で、柔軟剤や芳香剤、ローション、脱臭剤、香水、化粧品などの身体手入れ用品や洗剤のような家庭用品でも広く使われています。 麝香は古くから高級香料として利用されていましたが、20世紀初期に代替物の合成ムスク類が開発され多くの製品に使われるようになりました。しかし、合成ムスク類のニトロムスクという物質には強い毒性があることが分かり、ニトロムスクに代わって、HHCB、AHTNなど「多環ムスク」と呼ばれる合成化学物質が開発され、現在に至っています。 ところが今、このHHCB、AHTNの毒性が確認され大きな問題になっています。2005~07年に行われた熊本大学・佐賀大学の共同研究では、日本人の母乳や脂肪組織に合成ムスク類の「H
第69回紅白歌合戦に出場する歌手たち=東京都渋谷区のNHK放送センターで2018年11月14日午後1時33分、内藤絵美撮影 NHKは14日、大みそかに放送する第69回紅白歌合戦の出場歌手計43組(特別企画も含む)を発表した。今年CDデビューしたジャニーズ事務所の「King&Prince(キング・アンド・プリンス)」ら計7組(紅組2組、白組4組、特別企画1人)が初出場する。同時に企画コーナーに出演する2組も明らかにした。 東京・渋谷のNHK放送センターでは同日、初出場歌手らが記者会見。初出場のシンガー・ソングライター、あいみょんさん(23)は「純粋に、親孝行ができるのかなという思い。(当日は)純粋に楽しみたい。見ている人に自分の作ってきた音楽が届けば」と喜びを語った。今年の「NHKサッカーテーマ」の曲で、サッカー・ワールドカップ・ロシア大会の中継などで使われた「VOLT-AGE(ボルテージ)
韓国のヒップホップボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」。米ラスベガスにて(2018年5月20日撮影)。(c)LISA O'CONNOR / AFP 【11月9日 AFP】韓国のヒップホップボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」のメンバーが原爆投下後の様子が描かれたTシャツを着用して波紋を呼んでいるとして、テレビ朝日(TV Asahi)は音楽番組「ミュージックステーション」へのBTSの出演を見送ると発表した。 BTSは9日放送の同番組に出演予定だったが、メンバーのジミン(Jimin)が原爆投下後に発生したキノコ雲がプリントされたTシャツを着用している画像がインターネット上などで拡散。テレビ朝日は急きょ出演を見送った。 テレビ朝日は「メンバーが着用されていたTシャツのデザインが波紋を呼んでいる」と指摘し、着用の意図について所属レコード会社と協議を進めたが、最終的に出演を見送ったと発表した
あまりに排外的ではないか――。制作姿勢への疑問や不満が噴出する番組が6日、放送された。フジテレビ系「タイキョの瞬間!密着24時~出て行ってもらいます!」と題した2時間の特番である。放送直後からSNSなどで炎上騒ぎとなり、外国人問題に取り組む弁護士ら25人が連名で番組を制作したフジテレビに対し意見書を送ったことも明らかになった。同意見書は放送3日後には発送されており、いかに良識に欠け、問題の多い番組であったかがわかる。 同番組は「一定のファンがいて、放送すれば確実に視聴率が取れる」(某民放ディレクター)といわれるテレビ業界では鉄板の潜入密着モノだ。強制退去をテーマに、不法占拠を取り締まる国交省の地方整備局や、民間業者が家賃滞納者に迫る現場に密着。なかでも非難ゴウゴウとなったのは、東京入国管理局の通称「入管Gメン」に関するシーンであった。 タレコミを受け、不法就労の疑いのある外国人が滞在するア
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