【読売新聞】LGBTQなど多様な性への理解が進む中、トランスジェンダーが戸籍上の性別変更を望む際に立ちはだかる法の「壁」について、いま議論が白熱しています。 日本では、9月27日に最高裁大法廷で開かれた家事審判が注目を集めました。現
コミュニケーションサービスを展開するエデルマンが実施した国際的な調査「エデルマン・トラスト・バロメーター」によると、将来暮らし向きが良くなると予想している人は全体の40%にとどまった。写真は南アフリカ・ヨハネスブルク近郊の建設現場で職を求めて並ぶ人々。2020年6月撮影(2023年 ロイター/Siphiwe Sibeko) [16日 ロイター] - コミュニケーションサービスを展開するエデルマンが実施した国際的な調査「エデルマン・トラスト・バロメーター」によると、将来暮らし向きが良くなると予想している人は全体の40%にとどまった。 調査は昨年11月1─28日に28カ国の3万2000人以上を対象に実施。日独英米など一部の先進国で悲観的な見方が目立った。 低所得層の間では、政府、企業、メディア、NGOといった制度に対する不信感も強まった。高所得層はおおむね制度を信頼しており、新型コロナウイルス
現在、行政官として性暴力と対峙しています。どうすれば性暴力を社会から一掃できるのか、考える毎日です。そして私はものを考えるとき、まず他の事例を調べにいきます。ビジネスパーソンをやっていたときの習慣です。 性暴力対策の先進的な事例としてしばしば引き合いに出されるのは、欧米諸国のものです。そこで、公開されている情報から、その実態を調査していました。 そこで、意外なデータに直面します。国連等による調査(※1)よれば、概して、欧米は強姦事件(Rape)の発生率が相対的に高いのです。特にスウェーデンは、先進国(OECD加盟国)で最悪のレベル。発生率は2010年で63.54(人口10万人あたりの、強姦事件の警察の認知件数)。そして同年、日本は1.02と、先進国中で最も安全な国となっています。スウェーデンでは、毎年、日本の63倍もの強姦事件が発生しています。 今回のデータは、各国で強姦(Rape)と定義
★13日に行われたノルウェ-総選挙は労働党率いる左派野党連合が勝利した。労働党、中央党、社会主義左翼党の連立政権が生まれる。争点は石油依存経済からの段階的な脱却。これで北欧5か国すべてが左派政権となった。14年ごろからEUでは難民と治安、雇用問題が争点化し、各国で自国第1主義、ナショナリズムが台頭、極右、右派政党が急進的に伸び、挑発的な右派党首の声が欧州に響いた。そのほかにもギリシャで多額の財政赤字が発覚しておきた欧州の信用不安やウクライナ危機、英国のEU離脱、米トランプ政権登場とアメリカンファーストなど欧州を取り巻く複雑な問題は後を絶たない。今は世界規模の新型コロナウイルス対策でも欧州は苦難の連続だ。 ★ドイツでは今月24日には連邦議会選挙が行われるが、3期12年にわたり国を率い、欧州社会の指導者でもあったアンゲラ・メルケル首相は引退する。11年、東日本大震災が起きるとメルケルはドイツの
◆菅野賢治(かんの・けんじ)さん (共和国・5720円) ユダヤ難民を救った史実 第二次大戦中に外交官の杉原千畝がリトアニアで出した日本通過ビザ、いわゆる「命のビザ」は多くのユダヤ難民をホロコーストから救ったと言われてきたが、「当時の難民が恐れたのはナチス・ドイツの脅威ではなく、ソ連による共産化だった」ことを一次資料を基に検証した。タイトルを含め「読者の抵抗に遭うことも十分覚悟した」という長編学術ドキュメントだ。 1939年9月に祖国ポーランドがドイツとソ連に分割・占領され、中立国リトアニアに逃れたユダヤ難民は翌40年夏、ビザを求めて日本領事館に詰めかけた。東京理科大教授でフランスのユダヤ世界を研究してきた著者は、「アメリカ・ユダヤ合同分配委員会」(JDC、本部ニューヨーク)の現地代表として難民支援にあたった米国人ベッケルマンが残した電文やリトアニア古文書館の記録などを詳細に分析。ユダヤ難
パリピじゃなくてもみんなクラブへ ほりべ: ベルリンでは若い世代はもちろん、30代、40代でもやすみの日はクラブに行くっていうのが日常茶飯事です。 古賀: えっ!? クラブ!? 踊る方の? ほりべ: はい、踊る方の。DJの音楽を聴くクラブです。 友人にクラブの写真を頼んだら「クラブ、暗いからあんまり写真ないよ……」って言われました。暗いですね。(写真:tobhanosr)※以降、写真とキャプションはほりべさんより 古賀: やすみの日なにしてる? の返答の初手がクラブとはピーキーな……。でもそうか、ベルリンはテクノの聖地ですもんね。 ほりべ: クラブに行くのはかなり普通なことで、平均的な市民でも定期的に行ったりしてるみたいです。 古賀: いわゆるウェイウェイしたパリピじゃない、普通の人たちがクラブに行く感じですか? ほりべ: そうですね。月曜日に職場「週末クラブ行ったんだ」ってカジュアルに話
これはドイツ人の友人から何度か聞かれたことのある質問である。日本の独特なファッションは国外でも意外に知られていて、ドイツの普通の書店でも、『東京ストリートスナップ集』のような写真集を売っているのを見かけることがある。 学校へ行く時でも普段でも、おしゃれをして個性を出したい、という願望は、日本だと中高生の頃からはっきり見て取れる。校則が厳しくても、スカートを短くしてみたり、ブランド物の小物を持ってみたり、なんとかギリギリのラインで差別化を図ろうとする。私自身は私服に土足という大学のような都立高校に通っていて、全て自由だったのだが(唯一の校則は、バンカラ時代の名残で「下駄は禁止」)、今思い返すと色んな人がいた。モヒカン、パンクファッション、青く染めた髪…。私も入学式前に早々とピアスを開けていた。 一方で、ドイツ人はそこまで服装を重視していない人が多い。どちらかと言えば見た目より機能重視である。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行で、世界経済に不況の暗い影が伸びている。韓国政府も、経済的困難に直面した人々に緊急災害支援金を支給するという。嬉しいニュースだが、残念な部分がある。政府関係省庁合同会議が開かれた16日に発表された資料によると、支援金は「国内に居住する国民に対する支給を原則とし、在外国民、外国人は支給対象から除外されるが、結婚移民者など内国人と関連性が高い場合、および永住権者は支給対象に含まれる」となっている。まだ決定ではないが、この計画通りなら、合法的に滞在している外国人さえ相当数が支援対象から外れることになる。 現在、私は日本に滞在しているので日本の例を見てみよう。総務省は20日、全ての国民に1人当たり10万円を支給する予定の仮称「特別定額給付金」の対象者の詳細な基準を発表した。これは一種の災害支援金だ。支給対象は「4月27日を基準として住民基
「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」講習会で話す女子サッカーの下山田志帆選手=東京都新宿区で2019年12月21日、吉田航太撮影 今年2月、プロバスケットボール男子Bリーグ2部の「茨城ロボッツ」(水戸市)のホームゲームで行われたLGBTなど性的少数者のシンポジウムに、私も登壇しました。日本のスポーツクラブがLGBTをテーマにイベントを開いたというのは、聞いたことがありません。これをきっかけに、他のクラブも「アライ(性的少数者の理解者、支援者)です」と発信できる環境になってほしいと感じました。 以前このコラムで、私のチームに提供される小物がピンク一色であることへの違和感について、お話ししました。先日、スポンサー提供のヘアバンドが届いたのですが、黒とピンクの2色があったのです。思いを発信したことで、スポンサーが選択肢を増やしてくれたのだと思います。それぞれの選手が好きな色を選んでいる光景
まったく無意味な「陰性証明書」 昨年の冬、発熱した高校生が母親に連れられてクリニックにやってきた。症状が典型的なインフルエンザではなかったこともあり迅速検査を行ったところ、結果は陰性だった。すると母親から、その高校が独自に作成した「インフルエンザの疑い通院証明書 インフルエンザの疑いで検査を受けましたが、その結果は陰性でした」と記された書類にサインするようにお願いされた。 未だにこのような無意味な「陰性証明書」を医療機関に書かせる学校があったのか、と驚いた私はその高校に連絡した。校長にこの書類の意味についてたずねると、「皆勤賞狙いの子たちが、熱が出ても無理をして学校に来てしまうので、熱が出たらすぐに医療機関に行くよう指導することにした。検査で陽性ならインフルエンザと確定するので、休んでも皆勤賞に影響は出ないが、陰性であった子でもその通院と検査のために遅刻や早退、休んだ場合は、その日に限って
今年はStonewallの蜂起から50周年の年で、東京レインボープライドでもそれを掲げ、また、6月のNYCプライドにもツアーを組んで、TRPのフロートを出してAnniversaryを祝うそうです。 Anniversaryを祝うことは良いことだと思うのですが、何を祝うのか判っているのか不安になることがあります。近年吹き荒れているアンチトランスの風に加えて、TRP界隈からまで『「T」は別だよね。』『何でTが一緒に一緒に居るの?』『ドラァグクイーンの女装とかヤメテ欲しい』こんな声まで聞こえてきます。 また逆に偉そうなアンチLGBTの人が「Tは性同一性障害という疾患だが、LGBは単なる性嗜好である」なんて比べて方をして…どちらにしても「Tは違うだろう」を強調する。こんな状況でStonewallのAnniversaryを祝おうなんて…いったいどこに「プライド」があるのだか? ・ゲイプライドのゲイはど
私の母方の祖父は忠清南道の田舎の生まれだった。周りには山と痩せた田畑しかなかったそうだ。私が韓国留学をしていたとき、祖父の出身地を訪ねたのだが今でも山と田畑しかないような場所で、思わず、祖父がこの土地を出るのも当然だと思ってしまった。 かつての韓国は長男以外の男子は働き手としてしか見なされなかったため、彼は満足に教育を受けることができず、小作農だった実家の手伝いをしていたという。 韓国独特の家父長制と貧しい境遇から抜け出したいと思った祖父は故郷を捨てて、戦争が始まる前に単身、日本へ渡った。 彼は当初、関西地方に居たらしいが、やがて、関東に流れ着いた。そこで警察官と組んで米を安く仕入れ、故郷で憶えた濁酒造りの技術でヤミ酒を作り、様々な人に売った。彼の作ったヤミ酒はその土地で一番、美味しかったと私は聴いている。 祖父はその金を元手にして様々な商売を始めた。彼の口癖は「日本人よりも働かなければい
沖縄県うるま市で二〇一六年に女性会社員が元米軍属の男に殺害された事件で日米両政府は、日米地位協定に基づかない形で、遺族に賠償金を支払うことで合意した。在日米軍の特権的な立場を定めた地位協定は、沖縄で米軍絡みの事件・事故が後を絶たない原因とされる。県は、日本と同じ第二次世界大戦の敗戦国であるドイツ、イタリアが米国と結んだ協定と比べて、抜本的な改定を訴えている。(村上一樹) うるま市の事件後、日米は軍属の範囲を縮小する補足協定を結んだが、地位協定の見直しに踏み込まなかった。賠償金を巡っても、日本側は地位協定に基づく賠償を求めたが、米側は、元米軍属の男は「米軍の被用者」に当たらないと主張。協定外の「自発的、人道的な支払い」にだけ応じた。不足した場合、日本側が見舞金として対応する。 沖縄では米軍絡みの凶悪事件や米軍機の事故が繰り返され、県は地位協定に問題があるとして改定を求め続けてきた。その一環と
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