原子力規制委員会は20日の定例会合で、テロ対策の不備で事実上の運転禁止を命じている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について、東電の小早川智明社長を呼び、再発防止の取り組みなどについて聴取した。
記者コラム「多事奏論」 論説委員・田玉恵美 図書館で奇妙な体験をした。ある資料を閲覧したいと申し出ると、しばらくしてやってきた職員にこう言われた。 「これは、所蔵しているかどうか、お答えしないことになっているんです」 私は新潟県立図書館で、来年の世界文化遺産登録をめざす佐渡金山について調べていた。検索したところ、かつての鉱山会社が提供した「佐渡鉱山史」を所蔵しているとの記述があったのだが……。 説明に出て来た職員は、隣にある県立文書館の副館長だった。この資料があるかないかすら言えないのはなぜか聞くと、「それも言えない」という。 取材すると、佐渡鉱山をめぐっては、ほかにも新潟県で「お蔵入り」になっている資料があった。 「戦時中に佐渡鉱山で働いた朝鮮人労働者の名簿を、県立文書館が持っている」 歴史研究者の竹内康人さんは、研究者仲間から以前そう聞いた。今年4月、同館に閲覧したいと申し出ると、非公
うかつにもまったく知らなかったのだが、実は関東大震災の1年ほど前にも日本国内で朝鮮人の虐殺事件が起きていたことを最近教えてもらった。 中津川(信濃川)朝鮮人虐殺事件という。※中津川は信濃川水系に属する河川の一つ 朝鮮新報(2022/12/27) 【特集】中津川朝鮮人虐殺から100年~アイゴ谷と呼ばれた地~ 新潟県津南町、日本一の豪雪地といわれるこの場所で、かつて朝鮮人労働者らが虐殺、虐待される凄惨な事件が起きた。1922年、関東大震災朝鮮人虐殺の前年にあった「中津川朝鮮人虐殺事件」だ。 事件は、同年7月29日付の読売新聞が「信濃川を頻々流れ下る鮮人の虐殺死体」という見出しで大々的に報じ、当時日本の植民地支配下にあった朝鮮半島にまで広く知れ渡るようになった。その後、在日朝鮮人による調査団が組まれるなど、当事者らの真相究明活動で明らかになった惨たらしい事実―。 それは、新潟県中津川の上流に建設
アイテム 1 の 3 原発の再稼働は国政レベルでの関心の高さに比べ、地元ではその是非をめぐる議論は盛り上がりに欠く。資料写真、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所、2012年11月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [1/3] 原発の再稼働は国政レベルでの関心の高さに比べ、地元ではその是非をめぐる議論は盛り上がりに欠く。資料写真、東京電力・柏崎刈羽原子力発電所、2012年11月撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [柏崎/東京 27日 ロイター] - ホテルニューグリーン柏崎の支配人・柴野孝宏さん(44)は営業環境が思わしくないことに頭を悩ませている。JR柏崎駅前という好立地にあるものの、1998年開業当時の全盛期と比べると169ある部屋の稼働率は現在、半分程度に落ち込んでいる。東京電力・柏崎刈羽原子力発電所のバスツアーなど観光需要が消失したほか、
風俗店で働く女性のオンライン相談に乗る「風テラス」の社会福祉士(左)と弁護士=2021年10月、東京都千代田区 性風俗で働く女性の中には精神疾患や軽度の知的障害があったり、生活に困窮したりしている人がいるのに、福祉や法的な支援が届いていないとして、困り事の解決を手助けするNPO法人を社会事業家や弁護士らが設立した。 法人名は「風テラス」(新潟市)。障害者や高齢者の性の悩みを支援する活動をしている同市の坂爪真吾さん(40)が理事長として4月に立ち上げた。 坂爪さんは「見えにくい場所で孤立している女性が、必要な支援につながることができる仕組みをつくりたい」と話す。相談に関する情報をホームページに掲載しているほか、活動への寄付を募っている。
出荷を待つコロナ製のエアコン=新潟県三条市東新保の同社で2020年7月8日午後1時50分、露木陽介撮影 新潟県三条市の市民団体が、新型コロナウイルスの影響で経済的に困窮している県内の一人親家庭を対象に、家庭用エアコンを無償で設置するプロジェクトを始めた。同市に本社を置く暖房・空調機器メーカーのコロナが、無償で新品のエアコンを提供する。【露木陽介】 プロジェクトを実施するのは、コロナ禍を受け、県内でフードバンク事業に取り組む11団体が連携して4月に発足した新潟県フードバンク連絡協議会(事務局・三条市)。新型コロナの影響で生活に困窮する家庭向けに、食料を無償提供する緊急支援を5月に始めた。家庭や店舗などから不要になった食料を集め、これまで延べ約2000世帯の一人親家庭に届けてきた。 その中で、家庭からは「お金がかかる外出を控えていることで、子どもがずっと家にいなければならず、ストレスを抱えてい
新潟県新発田市で昨年6月に中学2年の男子生徒が自殺した問題で、同市の山田亮一教育長が11日、遺族に対して不適切な発言をしたとして辞職願を提出し、受理された。市によると、山田教育長は5日に謝罪のため生徒宅を訪れた際、父親に「お前」と発言したという。教育長は父親が小学校時代の担任だった。 市教育委員会の第三者委員会は5日、「自殺の原因はいじめにあると推定できる」とする調査報告書を山田教育長宛てに提出。これを受けて山田教育長が生徒宅を訪ねた際、父親に「お前も保護者会に来るか」と言ったという。父親は11日、「発言から辞意に至るまでの全体の経過については残念に思います」とのコメントを出した。山田教育長は「お父様の小学校時代の担任であったことが頭をよぎり、ふさわしくない発言にいたった」としている。 男子生徒は昨年6月、自宅の作業小屋で首をつった状態で見つかった。
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