コミュニケーションは「約束の積み重ね式」塚田 私は小さい頃から漫画が大好きで、2021〜2022年に開催した展覧会「END展」でも死を考える…
かわいくてエンパワメントになるラブストーリー 偶然出会ったふたりの王女、アミラとセイディが助け合い、冒険し、最後に結婚するというあらすじのグラフィックノベル。児童向け作品であるため語り口こそ平易ですが、スーパーキュートでかつクィア、フェミニズムの要素もばっちりです! 花のメタファーに注目 これは夜空に月がふたつある、つまり地球とは別の世界の物語。高い塔に閉じ込められていた王女セイディは、ある日、英雄志望の旅人アミラに助け出されます。アミラもまた他国の(元)王女で、ふたりはアミラのユニコーンにまたがって一緒に旅をすることに。さまざまな出会いと冒険を経て、ふたりは成長し、愛を深め、最終的に結婚します。王子様も何人か出てきはしますが、ご安心を。彼らは最後まで脇役です。 女性同士の恋愛描写に関してこの作品が面白いのは、アミラとセイディの間の愛が常にバラの花のメタファーで表されているところ。最初は単
亡くなった弟の結婚相手は、カナダ人で…男だった。 2015年・文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した『弟の夫』をNHKがドラマ化。LGBTという繊細なテーマを、普遍的な家族愛の物語として描きます。 放送に先立ち、原作者である田亀源五郎さんと、ドラマの須崎岳プロデューサーに、話せるギリギリの線まで制作秘話をうかがいました! 編集部: 今日はお忙しい中をありがとうございます。まず田亀さんにお伺いしたいのですが、心を動かすこの原作、元々どういった経緯でお描きになられたのですか? 田亀源五郎先生(以下、田亀さん): 最初は出版社の編集の方から、うちで描きませんかと声をかけていただいたのがきっかけです。ただ、一般青年誌でゲイという題材を取り扱うというのはなかなか難しくて。 それまでも編集さんレベルではOKでも、編集長からNGとなったことがありました。だから、月刊誌で連載が決まったときは、本当
先日、『バイキング』(フジテレビ系)で司会の坂上忍がこんな発言をしていた。 「LGBTの問題はいまテレビでもデリケートで全然言えない。IKKOさんが言っていいことを僕は言っちゃいけないとか。よくわからない。オープンにした方がいいんじゃないのって思っちゃうんだけど、無責任?」(IKKO「男性同士の性的暴行は興奮したら犯罪ではない」。芸能人井戸端会議番組と化している『バイキング』) 様々な話題を扱う情報番組の司会者が「よくわからない」と自身の勉強不足を開き直るかのような発言をしていることには驚きを禁じ得ないのだが、一方で「LGBT」という言葉が当たり前に使われるようになり、「LGBTの問題」について意見したいという人が出てきていることに、ここ数年の変化を改めて実感した。 wezzyでも取り上げている「保毛尾田保毛男」騒動、youtuberのホモフォビックな企画、20年前に行われたゲイ差別および
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