7月1日といえばカナダの建国記念日で、カナダデーとして紅白のメイプルリーフや花火と共に祝われる日である。しかし、今年はカナダデーを祝うべきかという議論がヒートアップしている。一ヶ月前にブリティッシュコロンビア州の寄宿学校跡地から215人の子供の遺骨が発見されたと書いたばかりだが、その後、サスカチュワン州の宿舎学校跡地付近で751の墓標のない墓が発見され、ブリティッシュコロンビア州の別の宿舎学校跡地で182人の遺骨が見つかったと発表された。カナダの他の宿舎学校跡地でも捜査が継続しているため、この数字はまだまだ増えていくだろう。カナダデーに対する批判的な声は昔からあったが、今年はカナダの先住民問題に大きなスポットライトが当たっているため、建国記念日を祝うことに違和感を感じている人も多いようだ。実際に、カナダデーの中止を決断した都市も幾つかある。 カナダデーは他の建国記念日と少し違っていて、独特