米テキサス州エルパソの国境で警備を行う税関国境警備局の職員ら(2018年6月15日撮影)。AFP PHOTO / Herika Martinez 【6月27日 AFP】移民を相手に無償で活動している人権活動家にしてみれば、移民の苦境を利用してひともうけする輩は「むかむかする」存在だ。しかし、メキシコと国境を接する米テキサス州では、民間刑事施設の運営会社や金融業者、小さな法律事務所にとって、不法移民問題は仕事を生み出すビッグビジネスとなっている。 テキサス州は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が導入した、不法入国者を厳格に取り締まる「ゼロ・トレランス(不寛容)」 政策によって起きている移民危機の中心地だ。この政策によって、不法入国、または難民認定申請中の家族から引き離された子どもは2000人を上回る。 トランプ氏は20日、移民親子引き離し措置を停止する大統領令に署名した