韓国の首都ソウルにある韓国兵捕虜家族会の事務所でAFPの取材に応じる韓国兵捕虜の娘で脱北者のイ・スンクムさん(2020年7月22日撮影、資料写真)。(c)Jung Yeon-je / AFP 【2月25日 AFP】韓国の人権団体は24日、北朝鮮が韓国兵捕虜とその子孫を数世代にわたり国内各地の炭鉱で奴隷労働に従事させてきたとする報告書を発表した。 北朝鮮では1950~53年の朝鮮戦争(Korean War)後、数万人に上る韓国兵捕虜が韓国に帰されず、国内にとどめ置かれた。 韓国・ソウルに本部を置く人権団体「北朝鮮人権市民連合(NKHR)」は報告書で、捕虜たちが奴隷のような状態で炭鉱での苦役に従事させられ、その過酷な境遇は子孫にも引き継がれたと指摘。「住居や仕事を替えたり、高等教育を受けたりすることを完全に制限されてきた」と説明した。 国連(UN)は、2014年に発表した北朝鮮の人権に関する報