マイノリティーとして育つと、自分の仲間を見つけた瞬間、異様な程のアタッチメントを感じる瞬間があります。 ちょっと前に見かけた『Golden』ってショートフィルムもそうだったんですけど。初めて仲間を見つけた時の喜びとか、相手への親近感とか、恋心と区別つかなかったです。 顔も性格も全然タイプでもないし遠くに住んでるし、年齢もかけ離れてるのに、セクシャリティが合致するという理由だけでガーッと好きになってしまいそうになる。そんな経験ないですか?わたしはあります。 もちろん、時間が経つと、憑き物が落ちたように思いは収まるのですが、我ながら不思議です。(なんでこんな人に一瞬でも欲望を抱いてしまったのかしらん)と。 でも本当はその理由は分かっています。他に「好きになっても良い人」がいなかったからなのです。 魅力的なノンケ、素敵な女性に囲まれていても、どんなに密かに好感を持つ人がいても、好きになっちゃいけ