連日メディア等で、LGBTQ等性的マイノリティの皆さんが注目されています。多くの当事者の方もカミングアウトし、様々な知識が共有されつつあります。 ですが一方で、LGBTQとセットで語られることもある「インターセックス/性分化疾患」について正確な知識を持っている人はまだ少なく、社会に向けて発信しようとする当事者の方も数えるほどしかいらっしゃいません。 性分化疾患はここ15年の間に、生物学的知見も進歩し、迷信ではない現実の当事者の状況も明らかになっています。そして実は、現実のDSDsを持つ子どもたちや人々は、むしろ切実に女性・男性であることが大多数で、「男でも女でもない中性の人」といったステレオタイプな偏見が、当事者家族の社会的孤立や自殺企図率を高める原因にもなっているのです。 申し遅れました。いわゆるインターセックス/性分化疾患、現在では「DSDs(ディーエスディーズ):Difference