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自民党の杉田水脈衆院議員は29日までに、性的少数者、女性、特定民族への差別だと批判された過去の発言を巡り「差別がなくなっては困る人たちと戦ってきた。私は差別をしていない」と言明した。ユーチューブへの投稿動画で語った。自身の言動を正当化したとも受け取れる発言。さらなる差別助長を招く恐れがある。 杉田氏は「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」などと侮辱した投稿を巡り、今月までに札幌と大阪の法務局から人権侵犯だと認定された。このほかにもLGBTを含む性的少数者を「生産性がない」、性暴力に関連し「女性はいくらでもうそをつけますから」とやゆし、問題化した経緯がある。 動画で杉田氏は「逆差別、えせ、それに伴う利権。差別を利用して日本をおとしめる人たちがいる」と主張した。自身の発言は「日本をおとしめる人たち」に向けたものであり、非難される筋合いはないとの趣旨とみられる。その上で、
Published 2023/07/22 18:13 (JST) Updated 2023/07/22 18:29 (JST) 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が犠牲になった殺傷事件から7年となる26日、大阪で追悼集会とデモ行進が予定されている。今年で8回目。毎年、梅田の街頭で続けてきたが、今回は難波の元町中公園に集合し、午後7時からデモ行進する。 企画した1人は、大阪を中心に障害者の身体表現を追求するパフォーマンス集団「態変」主宰の金滿里さん。自身も子どもの頃にポリオにかかり全身まひとなった。ヘイトクライム(差別を背景とした憎悪犯罪)の根絶を訴える金さんに話を聞いた。 × × 事件が起きた時、ついに優生思想を内面化した健常者がやったのか、起こってしまったかと、客観視しなければやっていられなかった。しかし、自分事としてテレビから目が離せない。容疑者がカメラ目線で笑う
迅速な手続きに生かし、保護されるべき人を確実に認定できるかどうかこそ問われよう。 出入国在留管理庁は、難民に認定する際の判断要素を明確化したとする手引を公表した。 性的マイノリティーであることや、ジェンダーを理由にした迫害が認定され得ると明示した。 入管当局が、難民認定の審査にあたって具体的な考え方を公表するのは初めてだ。問題とされてきた手続きの明確化や透明化への取り組みは、遅きに失したとはいえ認められよう。 ただ「認定の範囲は広がらない。認定数を増やす目的ではない」との説明は理解し難い。 日本は難民の認定数が欧米に比べ極めて少ない。手引によって、「鎖国」とも呼ばれ国際的に批判されている現状を正当化することはできない。 手引では、意味が不明確だと指摘されていた「迫害」について、殺害や不当な拘束といった生命・身体などの侵害・抑圧だけでなく人権の重大な侵害も含むとした。 一方、迫害の恐れは抽象
アジア人差別反対を訴えるプラカードを掲げる女性=テキサス州ヒューストン/MARK FELIX/AFP/Getty Images (CNN) 米連邦捜査局(FBI)は30日に発表した年次報告書の中で、人種や民族、性的指向、性別、宗教、障害を理由とするヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害を捜査当局に届け出た人が1万人を超えたと発表した。ヘイトクライムの被害者はここ数年で増える傾向にある。 報告書によると、2020年にFBIに報告されたヘイトクライム事件の件数は7700件を超え、19年より約450件増加。7783件の報告があった08年以来、最も多かった。 黒人が狙われた事件は1930件から2755件に増加、アジア系が狙われた事件は161件から274件に増えた。 黒人やアフリカ系米国人への偏見を動機とする犯罪は全体の56%を占めて最も多かった。アジア系が狙われる事件は新型コロナウイルスの流行に伴って増
7月1日といえばカナダの建国記念日で、カナダデーとして紅白のメイプルリーフや花火と共に祝われる日である。しかし、今年はカナダデーを祝うべきかという議論がヒートアップしている。一ヶ月前にブリティッシュコロンビア州の寄宿学校跡地から215人の子供の遺骨が発見されたと書いたばかりだが、その後、サスカチュワン州の宿舎学校跡地付近で751の墓標のない墓が発見され、ブリティッシュコロンビア州の別の宿舎学校跡地で182人の遺骨が見つかったと発表された。カナダの他の宿舎学校跡地でも捜査が継続しているため、この数字はまだまだ増えていくだろう。カナダデーに対する批判的な声は昔からあったが、今年はカナダの先住民問題に大きなスポットライトが当たっているため、建国記念日を祝うことに違和感を感じている人も多いようだ。実際に、カナダデーの中止を決断した都市も幾つかある。 カナダデーは他の建国記念日と少し違っていて、独特
コロンビア・レティシア近郊にある先住民の居留地ナザレで、伝統舞踊の準備をする同性愛者の人々(2020年11月20日撮影)。(c)Raul ARBOLEDA / AFP 【1月16日 AFP】南米コロンビアのアマゾン(Amazon)熱帯雨林にある先住民の村で育ったジュニオール・サンガマ(Junior Sangama)さん(27)は、自分が同性愛者であることをずっと隠して生きてきた。家族と対立し、出て行くことを選んだものの、結局、地元に戻って来た。ナザレ(Nazareth)は、1000人ほどが農業と手工芸で生計を立てる非常に保守的な村だが、サンガマさんを含め、約20人の同性愛者がここで居場所を見つけている。 ナザレでは以前は、性的少数者(LGBT)が排除されていた。しかしこの20年ほど、首長らは同性愛者に対する残酷な罰をやめ、サンガマさん、サウル・オラルテ(Saul Olarte)さん(33)
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