その書類の性別欄は本当に必要ですか―。千葉県弁護士会は14日、性的少数者(LGBT)に関する対応指針「LGBTポリシー」を策定したと発表した。法律相談会などで不要な場合に書類の性別欄をなくすことや、同会関連施設のトイレや更衣室を整備することなどを盛り込んだ。 同会によると、常岡久寿雄副会長がLGBT団体との交流を通じて必要性を感じたことがきっかけで、LGBTに特化した指針は全国初としている。及川智志会長は記者会見で「基本的人権の問題だが、まだ取り組みが不十分だ。啓発を進めたい」と述べた。 指針ではLGBTが「社会的に差別され、不利益を受けている」と指摘。