フィリピン・オロンガポの裁判所に出廷する米海兵隊員のジョセフ・スコット・ペンバートン被告(右、2015年3月23日撮影)。(c)AFP/JAY DIRECTO 【4月10日 AFP】フィリピンの控訴裁は10日、歓楽街でトランスジェンダー(性別越境者)のフィリピン人女性を殺害し、有罪判決を受けた米海兵隊員の上訴を棄却し、下級審の判決を支持する決定を下した。 米海兵隊員のジョセフ・スコット・ペンバートン(Joseph Scott Pemberton)被告は2014年、フィリピン北部の港湾都市オロンガポ(Olongapo)付近で行われた米比合同軍事演習の後、バーで知り合ったトランスジェンダーのフィリピン人女性、ジェニファー・ロード(Jennifer Laude)さんをモーテルで殺害した。翌年に有罪判決を言い渡され、これを不服として上訴していた。 ペンバートン被告はロードさんに平手打ちされたとして