クレジットカード大手のマスターカード(Mastercard Inc)は17日、トランスジェンダーなどの顧客が、カードに記載する名前を選択できる「トゥルー・ネーム・カード」(True Name card)を発行すると発表した。 同社によると、LGBTQIA+コミュニティの人々、特にトランスジェンダーやノンバイナリー(男性、女性に当てはまらないと認識する人)は、カードを使用する際、差別に直面することがあるという。調査では、外見と性別や名前の一致しないIDを提示した約3分の1の人々が、嫌がらせや攻撃を受けたり、サービスを拒否されたりするなどの経験がある。 マスターカードは、ネットワーク企業に本名とカード名が一致する必要があるかを調査した後、トゥルー・ネーム・カードの発行を決定した。顧客は、法的な変更手続きを行わず、記載する名前を変更することができる。カードの種類にはクレッジットとデビットカードが