古代ローマ帝国23代皇帝、ヘリオガバルス(204年- 222年)は14歳で凱旋即位したときに、女王のような衣装を着て現れたことでローマ人を戦慄させたという逸話が残されている。 ヘリオガバルスがトランスジェンダーだったかどうかの議論は、学者の間でも意見が分かれているが、イギリスにあるノース・ハートフォードシア博物館は、今後この皇帝の展示の表示を"彼(He)"ではなく"彼女(She)"あるいは"彼女の(Her)"に変更する予定だ。 これはかつて、ヘリオガバルス皇帝自身が「私を殿下と呼ばないで欲しい。私は淑女なのだから」と言ったと古典文書に記されていることを受けてのことだという。
米国ではトイレの使用をめぐる論争が起き、トランスジェンダーの権利が大きな政治問題となっている。その一方、ジェンダー・アイデンティティ(性自認)をめぐる基本的な議論をしている国もある。 書類に記入するだけで法律上の性を変更できる国は、少数だが急増しており、2016年にはノルウェーがその仲間入りをした。英国議会の委員会も、後に続くよう政府に求めた。インドの議員たちは、最高裁判所命令を受けて、トランスジェンダーに対する差別を禁止し、差別是正措置をとる法案について慎重に検討している。 また、精神疾患のリストからトランスジェンダーを外そうとする世界保健機関(WHO)の国際的な取り組みは前進しており、リストが次に更新される2018年までには実現する構えを見せている。 トランスジェンダーの権利に関する国際世論をつかむため、BuzzFeed Newsと市場調査会社イプソスは、カリフォルニア大学ロサンゼルス
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