アスリートなら誰もが「自分にぴったりの強化策」を知りたいに違いない。同じトレーニングをしても得られる効果には個人差があるからだ。その一因は「遺伝的な特性にある」との考えに基づき、一人一人に合ったトレーニングの「最適解」を見つける試みが始まっている。(高橋淳)
東京パラリンピック、男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝に臨むマレーシアのムハマドジヤド・ゾルケフリ(2021年8月31日撮影)。(c)Philip FONG / AFP 【9月2日 AFP】8月31日に行われた東京パラリンピックの男子砲丸投げ(知的障害F20)決勝で、集合時間に遅刻したマレーシア人選手の金メダルが取り消される出来事があった。国際パラリンピック委員会(IPC)は1日、大会側の決定を支持するとの見解を示したが、選手の母国マレーシアでは怒りの声が爆発している。 競技後に棄権扱いになったのは前回リオデジャネイロ大会でも金メダルを獲得したムハマドジヤド・ゾルケフリ(Muhammad Ziyad Zolkefli)で、同選手は集合時間に遅刻していたものの当初は出場を認められ、世界新記録で優勝した。 しかし大会側はその後、正当な理由もなく待合室への到着が遅れたとし、ゾルケフリら3選手を棄
ピッチ上に置かれたサッカーボール(2016年10月30日撮影)。(c)AFP PHOTO / Glyn KIRK 【1月4日 AFP】スコティッシュ・チャンピオンシップ(2部)のファルカーク(Falkirk FC)のサポーターが、2日に行われた試合で片目を失明している相手チームのディーン・シールズ(Dean Shiels)に対して模造の目玉を投げつけ、クラブに重い制裁が科される可能性が出てきた。 ダンファームリン・アスレティック(Dunfermline Athletic)に所属するシールズは、8歳の時に家庭内の事故で片目の視力を失っていたが、この日ファルカークのサポーターは、0-2で敗れた試合中に元北アイルランド代表のMFシールズをあおり立てた。 ファルカークはサポーターの不祥事により、リーグを管轄するスコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグ(SPFL)の規則に抵触した可能性
2017.09.03 10:00 ルッキズムのない社会ってどんなもの? 日向市のサーファー動画とテッド・チャン「顔の美醜について」 「海、似合うようになってきたね」。肥満気味の男性が、失恋をきっかけに始めたサーフィンを通じて精神的に――そして痩身になることで、身体的に――「健康」になっていく。そんな一見穏当で健やかなビフォーアフター物語を軸にした宮崎県日向市のPR動画「Net surfer becomes Real surfer」が議論を呼んだのは、この動画の物語が(あるいはそれを観るあり方が)ルッキズムを動員しているのではないか、という点だ。 ルッキズムってなに?――日向市PR動画と「放っておいてください」 ルッキズムとは「外見に基づく差別・偏見」という意味で、レイシズム(人種差別)やセクシズム(性差別)から派生する形で70年代末から使われ始めた、比較的新しい言葉だ(オックスフォード英語
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