菅総理大臣とシンガポールのリー・シェンロン首相が電話で会談し、リー首相は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて継続している日本産食品に対する輸入規制を完全に撤廃する方針を表明しました。 菅総理大臣と、シンガポールのリー・シェンロン首相の電話会談は、25日午後、およそ20分間行われました。 この中で菅総理大臣は「世界全体で安全で効果的な新型コロナウイルスワクチンを公平に確保できるよう全力で取り組む」と述べ、両首脳は6月、日本と国際団体が共催する首脳級会合「ワクチンサミット」に向けて連携していくことで一致しました。 また、両首脳は、インド太平洋地域の安全保障をめぐっても意見を交わし、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想や、ASEAN=東南アジア諸国連合のインド太平洋地域に関する独自構想の実現に向け、防衛装備品の開発などで両国の協力を強化する方針を確認しました。 そして、リー首相