NHK放送技術研究所の一般公開が5月30日から6月2日まで行われた。今年は2014年の試験放送開始に向けて開発が進められているスーパーハイビジョンと並び、日本型スマートテレビの本命と目される「Hybridcast」(ハイブリッドキャスト)も大きな注目を集めた。前回に続き、AV評論家・麻倉怜士氏に解説してもらおう。 ――今年もHybridcastは技研1階ロビーの一番目立つ場所に展示されていました 麻倉氏:Hybridcastの展示は今年で3年目になりますが、年内にNHKが試験サービスを始めるとあって、かなり具体的なサービスイメージを掴むことができました。これまで、放送と通信の融合をうたってはいても、本当に必要なのか分からないアプリやサービスが多かったと思いますが、Hybridcastはアイデア次第でかなり面白いことができるようだということが今回の展示で分かりました。諸外国ではネット動画を視